「イエスタデイをうたって」追加キャスト21名解禁、リクオらの声聞ける映像も

冬目景原作によるTVアニメ「イエスタデイをうたって」の追加キャストが発表に。併せて小林親弘演じる魚住陸生、宮本侑芽演じる野中晴、花澤香菜演じる森ノ目品子、花江夏樹演じる早川浪の声が聞けるトレーラームービーも解禁された。

「イエスタデイをうたって」は、お人好しな青年・魚住陸生、彼に恋する野中晴、陸生の大学時代の同級生・森ノ目品子、美大を目指し予備校に通う高校生・早川浪を軸に描く青春群像劇。追加キャストとして木ノ下役を鈴木達央、狭山杏子役を坂本真綾、福田タカノリ役を寺島拓篤、福田梢役を洲崎綾、杜田役を名塚佳織、滝下克美役を堀江瞬、湊役を小野友樹、柚原チカ役を喜多村英梨、カンスケ役を前川涼子が演じる。天海由梨奈、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、村井美里、諸星すみれらの出演も決定。また藤原佳幸監督、脚本を担当する田中仁からコメントが寄せられた。

さらに主題歌は今回がアニメとの初タイアップとなる4人組ロックバンド・ユアネスが担当することが明らかになった。加えてアニメの舞台および時代設定を反映したシーンのカットも到着。“新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街”という原作の設定から、アニメでは下北沢駅から松原駅周辺を舞台としており、その地域の背景が映されているカットや、2002年頃の時代背景を踏まえて固定電話やアナログテレビなどの小物が描かれているカットが公開された。TVアニメ「イエスタデイをうたって」は4月4日25時30分よりテレビ朝日の新たな深夜アニメ枠「NUMAnimation」にて放送される。

藤原佳幸（監督）コメント

化学変化のような掛け合いをしつつ、話している方にも話しながら心境の変化がある、と言った微妙な緊張感がこのタイトルには求められているのだろうと思っています。人間関係の距離感とか、緊張感を丁寧に追いかけていくタイトルなので、一つのシチュエーションに追い込むためには段取りを踏まないといけない。人とどうなりたいのか、そういう時に、自分は何にストレスを感じるのかを丁寧に抽出していった結果、今回のような構成になりました。

リクオ達にとっての希望とか悩みといった現実、果たしてそれは悪いことなのか。幸せってなんなのだろうかっていうところが今の世代にも通じるテーマだと思っていますので、そのあたりを楽しんでもらえたらなと。

田中仁（脚本）コメント

この作品で描かれている日本の時代っていうのは若者にとってちょっとずつ苦しくなっていく時代で、それは今でも続いていて。リクオのように就職できないだとか、色々な漠然とした思いを抱えながら大人になった人も多いし、その時代を知らない人たちにも何かを感じ取ってもらえたらなと。時代感を感じてもらえたらな、と思います。

古閑翔平（ユアネス）コメント

沢山の方の協力のもと僕らの音楽人生において初めてのアニメ主題歌を担当する事ができました。沢山のアニメを見て育ってきたので、アニメ主題歌を担当できるというのは本当にただただ嬉しかったです。素敵な作品で、主人公たちのその時その時の複雑な心情や、人間らしさにズブリズブリと沈みこんでいき、流れるように制作する事ができました。「イエスタデイをうたって」と言う作品の魅力を音楽としても伝えていけたらと思い原作 一つ一つの言葉 セリフ 表情を自分なりに受け止め 感じ取り楽曲にさせていただきましたのでエンディングまで楽しんで頂ければ幸いです。