イベントには春日高男役の
飯豊は井口監督のドラマ「マジで航海してます。」にも参加しており、「現場での監督は、自分がイメージしていたものを上回るお芝居を目の前でしてくれるんです。それがとてもわかりやすくて、常磐さんを自分の中に落とし込むことができました」とコメント。秋田は撮影当時15歳だったそうで、原作に触れた際もその内容から「読んでいいものなのかどうかわからなかった。役が決まっても佐伯さんが考えていることがわからなくて」と不安になったという。そんな秋田を井口監督は「オーディションでも、演技の振り幅がずば抜けてたんです。かわいいシーンはみんなできるけど、佐伯さんのダークなお芝居をできたのは秋田さんしかいなかった。満場一致です」と称賛し、伊藤も佐伯のSっ気のある一言一言に「僕も普通に傷付いてました。リアルに刺さるんです」と苦笑いを浮かべた。
ここで仲村が春日にブルマをはかせるシーンの話題に。玉城は「たぶん人生で誰かにブルマをはかせることは2度とない」と言うと、“ブルマ”のワードに釣られた伊藤が「嗅いでたじゃないですか、僕……というか春日が。あれはなかなかねえ」と春日が佐伯のブルマの匂いを嗅ぐシーンをしみじみ回想する。すると玉城は「すごく(嗅ぐのに)慣れてたじゃん」とからかい、思わず吹き出した伊藤が「マスコミ(いる)!」と大焦り。玉城は「嘘! 嘘! 春日みたいだった」とフォローした。
また伊藤は井口監督から「ブルマの繊維、分子、すべてを吸い取ってくれ」と演出を受けていたそうで、「最初、この人は何を言ってるんだ?と思ったんですが、嗅いだ瞬間に『春日ってこういうことなのか』とわかったんです。あれがクランクインのファーストシーンのファーストカットでよかった」と思い返す。当初のスケジュールでは別の場面の撮影が予定されていたが、天候の都合でブルマを嗅ぐシーンを先に撮ることになったそうで、井口監督は「神様が健太郎さんに最初にブルマを嗅がせたんです」と述べた。
最後に伊藤は「この映画って“超変態狂騒劇”と謳ってるぐらいですから、一見過激なのかなとか思われるかもしれないんですが、特に男性の方、思春期を通ってきた方だったら共感できる部分がたくさん詰まっています」とアピール。「この映画に救われる人はたくさんいるはず」と手ごたえを語り、イベントを締めくくった。「惡の華」は9月27日より全国ロードショー。
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