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6月14日に封切られたばかりの「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」は、アイドルグループ・ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENSによる1本のライブを全編にわたって描く作品。この日はペンライトの使用や発声が可能な「マジLOVEライブ上映」での鑑賞となり、上映後というよりもライブを観終えたような興奮が冷めやらぬなか、舞台挨拶はスタートした。
司会者の呼び込みで一十木音也役の
1人ずつ挨拶を終えると、まずは各グループごとに本作を観た感想を語り合う。ST☆RISHのキャスト陣はまず本作が全編ライブとなっていることについて、スクリーンの内と外が一体になるようなリアルな体験ができると称賛。これまで出演してきた「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE」をはじめとするキャストによるライブイベントと重なる部分もあるようで、映画で描かれるさまざまなライブ演出について「やってみたい!」「難しそう」といった感想が口々に飛び出した。
QUARTET NIGHTのキャスト陣は音響面でのこだわりや、キャラクターの表情やしぐさの細かさについて言及。また「QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018」で披露した楽曲には、思い入れや蘇るものがあると口を揃えた。一方で、キャストによるライブではお決まりとなっているカミュのあるセリフが映画にあまり登場しなかったことに触れると、前野がその場で「愚民が!」と披露してみせ、大きな歓声と拍手を起こした。
HE★VENSのリーダー・鳳瑛一役の緑川は、真っ先に弟・鳳瑛二役の内田に本作の感想を求め、慌てながらも感想を述べる内田にそのままトークの仕切りを任せてファンを笑わせる。一同は楽屋でもやっていたと言いながら、本編でHE★VENSが披露するダンスの振り付けを真似てみせたり、また見どころとしてヴァンの名前が挙がると、高橋がポーズを再現してみせたりと和気あいあいとしたやり取りを展開した。
イベント後半は、劇中に登場する3グループ混合のスペシャルユニットに分かれ、ユニットのキャッチフレーズを考えるコーナーでファンを楽しませた。「誰にも負けない○○がある / ○○を武器に / 絶対○○!」という共通のフレーズが用意され、穴埋めワードをメンバーが1つずつ考えるというもので、全員ほかのメンバーの回答は読み上げる時まで知らないため、できあがった珍妙なフレーズの数々にキャストも観客も大爆笑。キャッチフレーズの発表のあとは各ユニットごとにトークを行い、ユニット曲のレコーディングの思い出や、ユニットの特色について語り合った。
寺島・蒼井・高橋はユニット曲や劇中の振り付けについて、自身たちのライブでもいつか実現したいと意欲を見せる。谷山・鈴木・緑川は高身長のメンバーが揃ったユニットのセクシーかつアダルトな魅力をアピールし、鈴村・前野・内田はライブシーンでの水を使った演出に着目しつつ、ユニットを通して自分たちも仲良くなれたと述懐。諏訪部・森久保・小野は、ライブシーンの合間に挟まれるMCから窺い知れるドラマに触れた。下野・代永・山下は、いつもと違う一面が見られるユニット曲の魅力やレコーディングで苦労した点を明かし、宮野・鳥海・木村は、当初は想像がつかなかったというトキヤ・セシル・大和の共通点について語った。
笑いが絶えないユニットでのトークを終えると、18人は再びステージに整列。1人ずつファンへメッセージを贈った。一同は公開を迎えての感慨や本作の見どころ、お気に入りのシーン、そしてこれまで支えてくれたファンへの感謝といった、クロストークでは語り切れなかった思いを口にする。そして挨拶を終えると1人ずつ丁寧にお辞儀をし、大きな拍手とともに見送られながら約1時間におよぶ舞台挨拶の幕を下ろした。
寺島拓篤(ST☆RISH/一十木音也役)コメント
映画なのかライブなのかわからないくらい会場の一体感がすごかったです。スクリーンの向こうに音也たちのライブが出来上がっていて、もはやライブを観た感想しか言うことがないです。「あの曲のここがよかった!」なんていう様なことを音也たちも言いながら楽屋で観ているのだろうなとか、いろんな想像ができるんですよね。これから何回も見ていただいて、アイドルたちの活躍を目に焼き付けたその先は想像の余地。裏側まで応援できるようになっていただけたら、エンディングにも映っていた僕たちの、とっても大事なあの人と同じような優しい表情でアイドルたちを見ていただくことができるようになるのではないかと思います。そこまで一緒にお付き合いいただければ最高に嬉しいです。これからも素敵な王国になるように、皆様の愛を注いでいただければ幸いです。
森久保祥太郎(QUARTET NIGHT/寿嶺二役)
今回の映画は、作品内に観客の声援が入っているのですが、こうやって会場でご覧いただいて皆さんの歓声が入って、フィルムが完成するのだなと思いました。劇中の2曲「THE WORLD IS MINE」と「FLY TO THE FUTURE」は、昨年僕たちもライブで歌った曲で、当時の緊張など蘇ってきました。みなさんもそんな臨場感たっぷりの作品だったのではないでしょうか。今作は劇場版であり、ライブでもあると思います。何回か足を運んで観て頂ける価値がこのフィルムにはあると思っていますので、また引き続きみなさん、時間が許す限りこのライブ空間に遊びに来てください!サンキューベリベリマッチョッチョ!
緑川光(HE★VENS/鳳瑛一役)
本作を非常に丁寧に作っていただいて嬉しい限りです。何度も何度も観ることによって新しい発見があると思うので、最低4回ぐらいは…(笑)観ていただけると嬉しいです。もちろんもっと観ていただいて構いませんので、宜しくお願いいたします。僕は普段、わりと1人でいる方が好きなんですけれど、HE★VENSに限って言えば、僕はこの空間がとても好きです。「うたプリ」ワールドの全部が好きなんですけれど、本当にHE★VENSというユニットが好きなので、楽屋でも久しぶりに全員揃ってワチャワチャできたのが幸せでした。またこうやってHE★VENSとして活動できたらと思いますので、ぜひ皆さんたくさん観て貢献してください!
宮野真守(主題歌「アンコール」担当)
「アンコール」には、“うた☆プリへの感謝”と“ステージに立つ人間としての想い”を込めました。登場するアイドルたちがライブを通して抱いている気持ちは、僕自身もライブを行っているのでとても共感するし、シンクロしているんです。ファンのみんなが応援してくれる声、僕を呼んでくれる声が聞こえるあの瞬間が、本当に幸せなんです。そんなリアルな想いを曲に注ぐことができましたので、是非作品と一緒に聞いていただけたら嬉しいです。
「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」
公開中
スタッフ
原作:上松範康/ブロッコリー
総監督:
監督:
CGティレクター:中島宏
キャラクターデザイン原案:
キャラクターデザイン・総作画監督:藤岡真紀
キャラクターモデリングスーパーバイザー:宮嶋克佳
音楽:Elements Garden
制作:A-1 Pictures
配給:松竹
製作:うた☆プリ劇場版製作委員会
キャスト
一十木音也:
聖川真斗:
四ノ宮那月:
一ノ瀬トキヤ:
神宮寺レン:
来栖翔:
愛島セシル:
寿嶺二:
黒崎蘭丸:
美風藍:
カミュ:
鳳瑛一:
皇綺羅:
帝ナギ:
鳳瑛二:
桐生院ヴァン:
日向大和:
天草シオン:
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