開演直前、
キャスト陣からの挨拶を終えると、梶と井上が司会を務める企画コーナーへ突入。まずは“新聞部”ことスタッフが選ぶ、第3期「ヒロアカ」の名場面が“5大ニュース”として発表される。コーナー中は、第46話で八百万の提案により変装姿を披露したデクたちの各コスチュームを振り返ったり、細谷が常闇のくちばしの奥に歯を見つけ、驚きのあまりちょっとしたトラウマになったことを告白したりと、賑やかなトークを展開。梶から細谷へ、修学旅行のお土産として“短い謎の剣”を買ったことがあるかという質問が飛び出すと、それをきっかけに“謎のお守り”“変な色の勾玉”という、およそ「ヒロアカ」には関係ない修学旅行のお土産トークに花が咲いた。
第51話で梅雨ちゃんが涙を見せるシーンが紹介されると、石川が同場面の魅力を熱弁。そんな石川の圧に押されつつも、悠木は梅雨ちゃんの泣き声を演じたうえでの苦労や工夫を説明していく。続いて第48話での爆豪救出シーンが上映されると、観客からは黄色い歓声が上がる。爆豪が“姫ポジション”であることが触れられると、佐倉からは「ヒロインの座はどうぞ」とその席が譲られ、井上からは「(同シーンの爆豪は)王道のヒロイン像」と太鼓判が押された。また第42話「僕のヒーロー」からは、マスキュラーとデクの白熱した戦いのシーンが選出される。山下は「ヒーローのデクとして1歩を踏み出すきっかけになったシーン。『僕が勝たなきゃいけない』という一択しかなかったからこそ、そのくらいの気持ちで挑んだからこそ、勝つことができた」と同場面を振り返り、そんな山下の熱演に会場からは拍手が贈られた。また第3期の欠かせないエピソードとして、第49話「ワン・フォー・オール」より、オールマイトとオール・フォー・ワンが死闘を繰り広げる場面が上映される。会場からはすすり泣く声が漏れ、ステージ上の悠木も涙を拭う姿が見受けられた。
その後、イベントではチーム対抗別のバラエティコーナー「雄英サバイバル」を実施。くじ引きによるチーム分けの結果、梶をリーダーとしたAチームは岡本、佐倉、石川、増田の佐倉曰く“声が大きい男とサイコパスしかいない”メンバー、井上をリーダーとしたBチームは山下、悠木、細谷、畠中の“天然力が強い”メンバーで編成される。最初に行われたミッション「揃えろ!プッシーキャッツ」では、プッシーキャッツの決めポーズをAチーム、Bチームがそれぞれ再現することに。Aチームは全員でお題に関係のない爆豪救出シーンを繰り広げ、Bチームは床に寝そべった畠中がセクシーなポージングを挟み込んだのち、なんとか全員でプッシーキャッツの決めポーズを再現しようと試みる。その次に行われたミッションでは、全員で半円を作り、スタートとなる1人目が誰かを指差し「炎!」と叫ぶと、指名された2人目も「炎!」と別の誰かを指差し、選ばれた3人目の両隣の人が「焦凍!」と拳を天に突き上げるという、いわゆる「せんだみつおゲーム」をアレンジしたゲームに挑戦。練習の段階から細谷と畠中がミスを連発し会場の笑いを誘うが、本番でも細谷、畠中を始めとする各キャストが失敗を繰り返していく。細谷は「楽屋ではうまくいっていた」と、なぜステージ上でうまくいかなかったかを説明してみせるが、佐倉からは「細谷さん楽屋でもできてなかったですよ」と鋭いツッコミが飛び出し、観客を笑わせた。
3つ目のミッションとして行われたのは、死柄木弔を模したマネキンの正しい場所に、手の形のシールを貼るというゲーム。Aチームは股間に集中的にシールを貼ったり、Bチームは畠中の顔や体にシールを貼り付けたり、畠中が増田を追いかけ回したりと、学校のように自由な面々に、梶は「楽しいな、よかったな」と子供を見守る大人のように、柔らかな口調と温かな眼差しでキャスト陣を見つめた。なお3つのミッションを行った結果、僅差でAチームが勝利。勝利チームには「いきなりステーキ」の肉マネーが贈呈された。
またイベントでは「生き残れ! 決死のサバイバル訓練」と題した、約30分に及ぶ朗読劇も披露。クラスを10名ずつの2チームに分け、救助訓練を行うこととなった1年A組のエピソードがキャスト陣により熱演された。朗読劇のあとは、オールマイト役の
最後に本日登壇したメンバーから、1人ひとりファンへメッセージが寄せられる。佐倉は「ヒロアカ」について「ちっぽけな私でも誰かのヒーローになれたらと、ポジティブな力をもらえる作品」と述懐。岡本は「かっちゃん(爆豪)的にはそろそろ勝利が見たい。(堀越)先生お願いします!」と天を仰ぎながら懇願する。山下は制作が決定している第4期に期待を寄せながら、「僕自身もデクの成長に追い抜かれないよう、一緒に肩を並べてがんばっていけたら」と意気込みを語った。
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