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紅華と葉介はくっつくの?貴重な資料も登場「プラネット・ウィズ」完結記念イベ

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楽屋で撮影された集合写真。前列左から阿部敦、原田彩楓。後列左から水上悟志、井澤詩織。

楽屋で撮影された集合写真。前列左から阿部敦、原田彩楓。後列左から水上悟志、井澤詩織。

TVアニメ「プラネット・ウィズ」の完結記念イベント「全宇宙祝福ナイト」が、去る11月4日に東京・新宿のロフトプラスワンで開催された。

イベントには原作を務めた水上悟志、高天原のぞみ役の原田彩楓、黒井銀子役の井澤詩織、少年画報社の須見武広氏、バンダイナムコアーツのプロデューサー・杉本敏和氏が登壇。また当初参加が発表されていなかった黒井宗矢役の阿部敦も、別の仕事が終わってから急遽駆けつけた。

冒頭、原田・井澤・阿部が順番に自身の演じたキャラを紹介していくと、原田が「宗矢くんの同級生……なのかな?」と表現したのぞみについて、水上が「のぞさんは宗矢くんの彼女です」と明言。阿部は2人の馴れ初めはBD-BOX第2巻に付属する「ドラマCD」と「ネーム漫画」に描かれていると紹介し、「こんなラブコメ的な展開もあるんですね」と話した。

最初のトークパートでは第8話から最終話までを、スライドを見ながら振り返ることに。封印派に属する羊谷葉介が、地球全体を封印してしまう第9話についての話の最中には、井澤が水上に「先生、紅華と葉介はどうにかならないんですか?」と質問。これに水上が「たぶんなんないと思う」と答えると、会場中から残念がる声が漏れる。水上はその理由を、悩みながらも「どっちもちょっと合わないんじゃないかな」と語った。

第11話の振り返り中、阿部が「キグルミ族は皆さん(声が)低音ですよね」と述べると、水上が「キグルミ族は軍人なので、みんなおっさんなの」と回答。井澤も「アフレコのときに(音響監督の)岩浪さんが『見た目マスコットですけど、かわいい声出さないでください』とおっしゃっていたのを覚えてる」と思い出したように語り、納得したように頷く。また井澤は、銀子が宗矢に「君は僕の自慢の弟だよ」というセリフがある一連のシーンについて、気持ちを込めたお芝居をするうえではもう少し尺が欲しかったとぶっちゃけて、会場の笑いを誘った。

中盤からはBD-BOX第2巻に収録される“最終話 音響演出 ver.2”を、キャストの3人と水上による生オーディオコメンタリー付きで上映。“ver.2”はクライマックスのバトルシーンでオープニング主題歌「One Unit」が流れるようになっており、杉本プロデューサーは「ダビング段階で2パターン用意していて、どちらも面白いものだったが、オンエアでは片方しか使えなかった。せっかくなのでもう片方も映像特典にして、皆さんに観てもらおうと」と“ver.2”を作った理由を語る。水上は“ver.2”を聞きながら、「俺はこれを目指して描いていた」とコメントした。途中、MCが「打ち上げで田中公平さんが『爆音上映会をやってもらいたい』とおっしゃっていた」と述べると、阿部も「やりたいね!」とこれに賛同。会場からも大きな拍手が起こった。

後半には水上が質問に答えるQ&Aコーナーを展開。水上は各キャラクターの年齢、なぜ先生がさみだれのフィギュアのパンツを覗こうとしていたのかといった質問に、ざっくばらんに答えていく。「楽園の民は元はどんな姿だったんですか?」という質問には、「楽園の民のひみつ」と書かれた、BD特典のブックレットにも収録されないという貴重な資料が公開され、楽園の民が“木が進化した宇宙人”であることなどが明かされた。なおここで行われた質疑応答の内容は、後日公式サイトでも公開予定だ。

告知パートではノベライズ版企画が進行中であることが解禁され、執筆を「滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ」などの作品で知られるみかみてれんが手がけること、表紙をアニメ描き下ろしイラストが飾ることなどを発表。11月30日に発売されるマンガ版「プラネット・ウィズ」2巻のカバーデザインもいち早く公開された。

最後の挨拶で原田は「楽しかったです! 途中からお客さんみたいに話を聞いてしまいました」と笑顔。井澤は「こうやって最終回後もイベントがあって、みんなが集まってくれる作品はとってもいい作品だと思います!」と述べ、感謝を伝えた。阿部は「プラネット・ウィズ」を改めて“親子で観れる作品”と表現し、「この仕事をやっていてよかったと思える作品の1つでした」と喜びを噛みしめる。続けて「次は爆音上映会ですか?」と冗談交じりに述べ、「皆さんにまた会えるのを楽しみに待っています」とメッセージを贈った。

水上は「アニメ版はアニメ版で、すごくクオリティの高い作品を作ってもらってありがたい」と感謝を述べながら、尺の都合でカットされてしまった部分もあり、「シナリオ的にはマンガが完全版です」とコメント。「マンガのほうもしっかりと描きますので、読んでいただけたら。これからもよろしくお願いします」と話して、イベントを締めくくった。

「プラネット・ウィズ」は水上が描き下ろした1074ページに及ぶネームをもとに制作されたオリジナルアニメーション。過去の記憶を失いながらも、地球で平穏に暮らしていた高校生・黒井宗矢が、謎の巨大兵器“ネビュラウェポン”の出現をきっかけに戦いに巻き込まれていく。Blu-ray BOXは全2巻で、第1巻は11月22日に発売。マンガ版はヤングキングアワーズ(少年画報社)にて連載中だ。

なおコミックナタリーでは、アニメ「プラネット・ウィズ」の特集を展開中。主人公・黒井宗矢役の阿部敦、高天原のぞみ役の原田彩楓、黒井銀子役の井澤詩織にインタビューを行い、全12話を振り返っての思いなどを聞いた。インタビュー後半では水上悟志にも参加してもらい、本作の着想のきっかけやタイトルの由来を明かしてもらっている。

(c)水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

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