「キミスイ」高杉真宙が「大好きな作品」と涙、内田雄馬のお姫様抱っこにも挑戦

劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」の初日舞台挨拶が、本日9月1日に東京・新宿バルト9にて開催。主人公“僕”役の高杉真宙、桜良役のLynn、恭子役の藤井ゆきよ、隆弘役の内田雄馬、桜良の母を演じる和久井映見、牛嶋新一郎監督が登壇した。

かねてよりアニメ好きを公言し、同作では声優に初挑戦した高杉。「この作品に関わることがてきてよかった。冷静にここに立っていますけど、めちゃくちゃ心の中では盛り上がっていて。（同作が）大好きでーす！って叫べます」と、マイクを通さずに叫びながら思いの丈を語った。

ヒロインの桜良を演じたLynnは「初めて桜良が本音を語り出したり、“僕”が顔を赤らめたりする海辺のシーンは改めて好きだなあと、昨日家で鑑賞していて感じました」と印象的なシーンを述べる。高杉もそのシーンについて「桜良の見たことのない表情がいっぱい出てくる場面ですよね。青春感がすごくあるなあと思います」と言及し、和久井も「“僕”の表情がそれまでと変わる瞬間があって、思わず映像を二度見してしまったんです」と共感した。

ここでステージでは、劇中に登場するゲーム「真実か挑戦か」にチャレンジすることに。これは牛嶋監督が引いたトランプによって選ばれた挑戦者が、MCからの質問に正直に答える「真実」、もしくは指定されたミッションを実行する「挑戦」を選ぶことができるもの。トップバッターに選ばれた高杉には「気になる異性にどうやってアプローチする？」という「真実」と、「ステージ上の誰かをお姫様抱っこしてください」という「挑戦」が課せられる。「真実」をチョイスしようとする高杉に、内田が「準備はしてるけど」と手を広げてアピールすると、会場からは笑いと拍手が巻き起こる。高杉は「えええ！ もう、そう言われたら『挑戦』じゃないですか！」と動揺しながらも、内田をお姫様抱っこすることに。「せーの！」と息を合わせてお姫様抱っこを成功させた2人には大きな拍手が贈られ、内田は「最高だぜ！ いい力強さを感じました」と喜び、高杉は「こんなふうに“僕”もお姫様だっこをしていたんだなって思いました」とはにかみながらつぶやいた。

イベントの最後に、Lynnは「皆さんの心に、少しでも暖かい気持ち、幸せな気持ちが生まれていたらうれしいです。その気持ちがもっとたくさんの人に広がっていったら幸せです」と思いを語りながら、「ああ、泣きそうになっちゃう！」と一息つき、「これからも『君の膵臓をたべたい』を愛してくださったらうれしいです」とコメント。高杉も涙をこらえ、何度も言葉を詰まらせながら「いろんな人と出会ってこの作品に参加することができてよかったなと思っています。本当に大好きな作品になりました！ 観てくださる人にも大好きになってもらえたらいいなと思います」と観客へメッセージを贈り、イベントの幕を閉じた。「君の膵臓をたべたい」は全国にて公開中。