映画「BECK」製作会見「原作に忠実に作らないと」

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9月に全国公開されるハロルド作石原作の映画「BECK」の製作報告会見が、本日3月30日に都内で開催された。会見には堤幸彦監督のほか、映画に出演した水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理といった俳優陣が勢ぞろい。撮影を終えた心境を語った。

会見会場には公開を待ちわびる観客150名も招待され、豪華俳優陣の競演に熱い視線を注いだ。

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竜介を演じた水嶋ヒロ。「いろいろな人たちの努力が実って映画化が実現し、こうして会見ができるのは奇跡だと思います」と語った。

竜介を演じた水嶋ヒロ。「いろいろな人たちの努力が実って映画化が実現し、こうして会見ができるのは奇跡だと思います」と語った。

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会見冒頭にはステージ上で花火を爆発させる演出が。佐藤は「(爆発で)びっくりしちゃって、耳が痛いです(笑)」。

会見冒頭にはステージ上で花火を爆発させる演出が。佐藤は「(爆発で)びっくりしちゃって、耳が痛いです(笑)」。

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ストーリーの主軸となるバンド・BECKの中心人物でアメリカ帰りの天才ギタリスト竜介を演じた水嶋は「1500万部を記録する大ヒット作の映画化なので光栄に思うと同時に、原作に忠実に作らないと、と大きなプレッシャーも感じた」と語った。また、ボーカリストとして天性の才能を持つコユキを演じた佐藤は、「みんなで一緒に努力して、青春しながら作った映画です。早くみなさんに観てほしい」とアピール。

バンドメンバーという役どころならではのエピソードを訊かれると、水嶋は「天才ギタリストという役なので、睡眠時間を削りながら練習しました」、コユキの親友でBECKのドラマーとなるサクに扮した中村は「ドラムは両手両足が違う動きをするので最初はイライラしました(笑)。家でも練習できるドラムセットをもらって、毎日練習した」と語った。

BECKのもう1人のボーカリストでラップも担当する千葉を演じた桐谷は「僕にとっては喉が楽器。前から自分でフリースタイルのラップもやっていたので、常に楽しみながらやっていました」と話し、向井は「いとこがベースの先生だったので、家に来て教えてもらいました。ピックではなくて指で弾く設定なので、指にマメができました」と、役作りの苦労を覗かせる場面も。

また原作者ハロルド作石とのやり取りについて、堤監督は「台本作りの段階から意見交換を繰り返しましたし、現場にも何度も来ていただきました。非常に楽しまれている様子で」とコメント。映画のラストを飾るライブシーンでは「『これは何か降りてきちゃったな』と、鳥肌を立てていました」と、深く感動した様子を明かした。

また、映画のオープニングテーマにはRED HOT CHILI PEPPERSの「Around The World」、エンディングテーマにはOASISの「Don't Look Back In Anger」が“ダブル主題歌”として決定した。BECKの音楽性の「激しさと繊細さ」という二面性を表現するために、対照的な2曲を起用。世界的な大物バンドのサウンドが、映画の世界を盛り上げる。

映画「BECK」は9月4日より全国公開。4月3日からは第1弾プレミアム前売鑑賞券の発売もスタートする。

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映画「BECK」製作会見「原作に忠実に作らないと」 http://natalie.mu/comic/news/29761

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