1957年から1958年にかけて少女クラブ(小学館)に掲載された「水色のリボン」は、貧乏な家に育った少女・るみ子の姿を描く物語。1959年にわかば書房より単行本が刊行され、このたび復刻されるのはこのわかば書房版となる。石ノ森章太郎研究家である福田淳一氏の協力のもと、わかば書房版と同サイズでの造本はもちろん、カバー、表紙、見返し、カラーページ、編集後記、当時の奥付けなど、初版が忠実に再現されているほか、いずみ・あすか名義で執筆された「ちりぬるを… 白いばらの物語」や、石ノ森自身による編集後記も収録される。
また少女クラブに掲載された石ノ森のイラストをポストカード化し、オリジナルデザインのBOXに収めて復刻。各アイテムにはシリアルナンバーが記される。さらに付属する「特別小冊子」も、当初は16ページの予定だったところが192ページにボリュームアップ。雑誌掲載版の「水色のリボン」「ちりぬるを… 白いばらの物語」が掲載される。
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