石ノ森の生誕80周年を記念して実施されている同プロジェクト。「水色のリボン」は少女クラブ(小学館)に1957年から1958年まで掲載された作品で、貧乏な家に育った少女・るみ子を描いた物語だ。1959年にはわかば書房より単行本が刊行され、このたび復刻されるのはこのわかば書房版となる。同書にはいずみ・あすか名義で執筆された「ちりぬるを… 白いばらの物語」や、石ノ森自身による編集後記が収められている。同書は刊行後「ちりぬるを… 白いばらの物語」の部分で乱丁が発見されたため、今日まで約60年間復刻されなかった。
今回のプロジェクトでは、石ノ森章太郎研究家である福田淳一氏の協力のもと、わかば書房版と同サイズでの造本はもちろん、カバー、表紙、見返し、カラーページ、編集後記、当時の奥付けなど、初版を忠実に再現。乱丁ページも正しく入れ替えた、完全版での復刻を目指す。さらに少女クラブに掲載された石ノ森のイラストをポストカード化し、オリジナルデザインのBOXに収めて復刻される予定。価格は5万4000円で、予約は1月25日まで受け付けられている。期間内に予約数が100部以上集まると同書の復刊が決定。気になる人は公式サイトの該当ページにて詳細を確認しよう。
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楊(やん) @yan_negimabeya
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