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「妖怪ウォッチ」シリーズの本編から30年後を舞台とした同作。妖怪ウイルス“鬼まろ”が人の悪意に感染して無限に増殖する中、3人の少年少女が人類滅亡の危機を救うために立ち上がる様子が描かれていく。イベントでは、たくさんの子供たちが今か今かとジバニャンの登場を待ち望む中、「俺様がジバニャンだ! 今日は俺様の映画にたくさん集まってくれてありがとニャン」と30年後の姿だというジバニャン(ライトサイド)がステージに上がる。続けて現在のジバニャンが乱入すると、客席からは大歓声が巻き起こった。
さらにステージにはケータの娘である天野ナツメ役の上白石、闇に囚われた孤独な少年・月浪トウマ役の千葉、監督のウシロシンジが登壇。上白石は「名前を聞かない日はないくらいの大人気のアニメに、まさか私が、しかもケータくんの娘役で出させていただくなんて思ってもいなかったので、うれしくてわくわくしました」と語り、「がんばって戦う女の子の役ですごく体力を使ったので、1回のアフレコでけっこう痩せて。アフレコダイエットになりました」と笑顔を見せた。
13歳のトウマを演じた千葉は「僕は28歳なので、13歳の気持ちなんてとうの昔に忘れてしまった」と笑いながらも、「大人びた少年だったので気持ちに寄り添って楽しんでやることができたなと思います」と振り返る。2人の演技を「かなりすごかったニャ。ばっちりニャ」と絶賛する30年後のジバニャン。すると「『すごい』と言えば妖怪の大先輩、あのお方にも会えたんだニャ! 妖怪ポストにお便りを出して、今日ここに来てってお願いしておいたニャ」と話を続け、突如会場に「僕、ゲゲゲの鬼太郎です!」と声が響き、おなじみのテーマソングが流れる中、ステージ上に鬼太郎が登場。「お父さん、お母さん、お久しぶりですね」と保護者にひと声かけると、会場からは笑いが漏れた。
さらにサプライズで、鬼太郎役の
司会に「2017年を振り返って、あれは『妖怪のしわざだったな』と思う出来事は」と聞かれた上白石は、「映画とかドラマとか何を観ても号泣した1年で。すごくハッピーなシーンでもボロボロ泣いてたりして、きっと妖怪のせいなんじゃないかと。この『妖怪ウォッチ』も完成したものを観せてもらったときに泣いてしまって。すごく感動しました」と述懐。ウシロ監督は「『鬼太郎』をテレビで観て育った世代なので、今回のコラボが実現したのは妖怪様様」と、野沢も「今回出演させていただいたことがびっくり。妖怪がつなげてくれた」とそれぞれうれしい“妖怪のしわざ”を語った。
イベントの最後、ジバニャンは「30年後の世界がどうなっているか、オレっち、ワクワクすっぞ!」と、どこかで聞いたことのあるフレーズを混ぜながら「みんなも一緒に楽しむニャン!」とファンへメッセージを贈った。
「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」は12月16日より全国ロードショー。
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柏瀬 貴弘 @tarchan_k
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