映画「リバーズ・エッジ」主題歌は、岡崎京子の盟友・小沢健二書き下ろし

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岡崎京子原作による実写映画「リバーズ・エッジ」の主題歌が、小沢健二の書き下ろし楽曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」に決定した。

左から小沢健二、二階堂ふみ、吉沢亮。

左から小沢健二、二階堂ふみ、吉沢亮。

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岡崎により小沢への愛を込めた短編も発表されているほど、かねてより盟友として知られる2人。小沢へ映画製作サイドから主題歌提供を依頼したところ、小沢が快諾し、強い絆で結ばれた2人のタッグが実現した。小沢健二にとっては本作が初の映画主題歌となる。なお「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」の歌詞全文が、小沢の公式サイト「ひふみよ」にアップされている。音源の解禁と発売に関しては未発表のため、まずは歌詞を噛みしめてみては。

映画「リバーズ・エッジ」より。

映画「リバーズ・エッジ」より。[拡大]

楽曲には、劇中で若草ハルナを演じる二階堂ふみと、山田一郎を務める吉沢亮が参加。二階堂は「『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います」、吉沢は「映画のラストでこの曲が流れて来た時、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました」とコメント。監督の行定勲からは「映画の終わり方として、何かひとつの時代性の総括がほしいと思っていました。『あの時代はなんだったのか』ということを語るのに、岡崎京子を一番理解している人間はメロウじゃなくて感傷的じゃなくて、ものすごく爽やかなんだと。だからこんなにも力強いんだって。僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました」という言葉が届いた。

「リバーズ・エッジ」は、90年代の都会に生きる高校生たちを描いた岡崎の代表作。イマドキの女子高生だがどこか生きづらさを感じているハルナと、ゲイでいじめられっ子の山田が、「河原に放置された死体」という共通の秘密を抱えたことから物語は始まっていく。映画は2018年2月に全国ロードショー。

二階堂ふみコメント

まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。「リバーズ・エッジ」へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います。

吉沢亮コメント

映画のラストでこの曲が流れて来た時、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました。初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています。

行定勲監督コメント

映画の終わり方として、何かひとつの時代性の総括がほしいと思っていました。「あの時代はなんだったのか」ということを語るのに、岡崎京子を一番理解している人間はメロウじゃなくて感傷的じゃなくて、ものすごく爽やかなんだと。だからこんなにも力強いんだって。僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました。

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映画「リバーズ・エッジ」

2018年2月 TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー

スタッフ

原作:岡崎京子リバーズ・エッジ」(宝島社)
監督:行定勲
脚本:瀬戸山美咲
主題歌:小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」

キャスト

若草ハルナ:二階堂ふみ
山田一郎:吉沢亮
観音崎:上杉柊平
吉川こずえ:SUMIRE
小山ルミ:土居志央梨
田島カンナ:森川葵

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(c)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

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ティグレ @Masked_Tigre

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