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映画「南瓜とマヨネーズ」臼田あさ美、太賀からオダジョーへの心変わりを赤裸々に

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映画「南瓜とマヨネーズ」完成披露上映会の様子。左から冨永昌敬監督、太賀、臼田あさ美、オダギリジョー。

映画「南瓜とマヨネーズ」完成披露上映会の様子。左から冨永昌敬監督、太賀、臼田あさ美、オダギリジョー。

魚喃キリコ原作による実写映画「南瓜とマヨネーズ」の完成披露上映会が、本日10月10日に東京・新宿武蔵野館にて開催された。

壇上には主人公・ツチダ役の臼田あさ美、せいいち役の太賀、ハギオ役のオダギリジョー冨永昌敬監督が登壇。臼田は「映画化するというお話を監督からいただいたのは、今から3年以上前になると思います。今やっと完成して、皆さんに観てもらえるというのが信じられない気持ちです」と挨拶する。また映画化発表時、臼田のキャスティングについて「ツチダそっくりな人を探した」とコメントした冨永監督。「通すべきところを通さず、フライング気味に話が臼田さんに(オファーの)話が伝わってしまって(笑)。何も準備ができてない頃から、やる気になっていただけたのはうれしかったです」と明かす。

また自身の恋心を揺さぶる同棲中の恋人・せいいちと、元恋人・ハギオについて「ご本人を目の前にしてとっても言いづらいんですけど……」と切り出す臼田。「スケジュール的にせいちゃんとのシーンを先に撮影していたので、やっぱり情も湧いて『せいちゃんとどうにかうまくいかないかなあ』という気持ちになったんですよ。せいちゃんと作り上げたものを、この後出てくるハギオは一瞬で崩せるのかな? 私のこの気持ちは変わるのかな?と思っていて……」「でもオダギリさんがハギオとして現場に入った瞬間に私だけじゃなく女性スタッフ、男性スタッフが皆『あ、これ、せいちゃん負けたね』って(笑)。あれよあれよとペースを持っていかれて、『こんなはずじゃなかったのに』という気持ちを味わいました」と回想する。そんな賛辞を受けたオダギリは、「僕のハードルがヤバいことになってますよ! そんな大した芝居してないですから」とタジタジ。

太賀も臼田の意見にのっかり、「頼むからやめてくれって、せいいちとして思ってました」とコメント。オダギリとの撮影に対し「『臼田さん行かないで!』と思っていた」と明かしつつも、「お会いする前は(恋敵役として)牙を向いていようかなと思ってたんですけど、実際に対面すると『オダギリさん、オダギリさん!』という感じですっかり懐いてしまって……人間的な魅力の虜になりました』と賞賛すると、オダギリは「お食事にでも連れて行ってあげたい気持ちです」と返した。

また冨永監督からは、2人の男性キャラクターについてのこだわりも。原作にない部分も膨らませたそうで、「この2人が、単なるカッコいい人で終わらないようにしました。臼田さん演じるツチダさんが“ダメ男巡りをする”みたいになるよう、魅力あるダメ男を(作りました)」と語った。

ここでキャスト3人から、自身演じる役柄についての言葉が。太賀は「ミュージシャンとしての仕事がうまくいっておらず自分の感情に立ち止まってしまっている中で、それでもツチダが支えたくなるような親しみというか愛嬌みたいなものを出していけたらと思っていた」と述べる。オダギリは「ハギオは人たらし的な部分があるなと思っていたので、そこをうまく醸し出せてればうれしいなと思ってました」と振り返った。

臼田は「(せいいちもハギオも)ダメな男ですけど、ツチダも大したことないなと思うんですよ。『ツチダもツチダじゃん!』っていう気持ちがあった」と話しながら、3人の複雑な恋愛模様について「大人の恋愛も若い子の恋愛も、そんなに変わらないような気がします。何かに夢中になったら必死になりますし。大人だけど、一生懸命恋愛をした人たちだと思います」と述べた。

最後に臼田から会場の観客に向けてメッセージが。「この作品の大事なメッセージでもある『わたしたちのこのありふれた平凡は本当はとてもこわれやすくてなくさないことは奇跡』って本当に思いました。きっと思ってもらえると思います」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

映画「南瓜とマヨネーズ」は11月11日に新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。夢を追うミュージシャン志望のヒモ・せいいちと、自由奔放で女好きな昔の恋人・ハギオの間で揺れるツチダの女心が描かれる。

(c)魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

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