「クジ砂」新刊＆ファンブック、梅田阿比の初短編集が3冊同時に発売

梅田阿比「クジラの子らは砂上に歌う」10巻と同作のファンブック、および「裸足で、空を掴むように 梅田阿比短編集」が本日9月15日に3冊同時発売された。

「クジラの子らは砂上に歌う 公式ファンブック」には、単行本の表紙イラストや雑誌掲載時のカラーページ、SNS用に描き下ろされたイラストなどを70点以上、梅田のコメントを交えながら収録。テレビアニメ版で監督を務めるイシグロキョウヘイと梅田の対談や、登場人物紹介、ストーリー紹介なども収められた。

短編集の表題作「裸足で、空を掴むように」は、「魔炎憑き」と呼ばれる妖術使いである疑いをかけられている青年・フレイと、彼に思いを寄せる靴職人の娘・ナンナを描いたストーリー。単行本のあとがきによると、この作品と「クジラの子らは砂上に歌う」7巻に収録されている読み切り「光の隣 壁の空」は、「クジ砂」の前身ともいえる作品であるという。そのほか短編集には、描き下ろしのショート「おちばの家」、梅田のデビュー作「幽刻幻談──ぼくらのサイン──」、初の集中連載作品「人形師いろは」、「銀の誓約」の計5作品が収められた。

「クジラの子らは砂上に歌う」は、砂の海に覆われた世界を舞台に、超能力を持つ少年少女たちの戦いを描いたファンタジー。アニメはTOKYO MXにて10月8日23時にスタートし、その後KBS京都、サンテレビ、BS11にて順次放送されるほか、Netflixでも10月8日に配信開始する。また舞台版の再演も、2018年1月に上演される予定だ。