原作「上を下へのジレッタ」は1968年より週刊漫画サンデー(実業之日本社)に連載。業界を追われたテレビディレクター・門前市郎が、誰でも体験できる妄想の世界“ジレッタ”を発見したことから起こる大騒動を描いた異色作だ。初の舞台化となる本作では、脚本・演出に
主人公のダークヒーロー・門前市郎を演じる関ジャニ∞の
倉持は「原作ではエロスの描写が多いのですが舞台では抑え目で。現実と妄想は主に音楽で色分けしています。現実ではジャジーなメロディ、妄想になるとカントリー調になったり、昭和のアイドルふうや歌謡曲、ハマケン(
“不器量な容姿のため覆面歌手として活動していたが、空腹になると絶世の美女に変身する歌手”・小百合チエ役の
続くジレッタのスポンサー・有木足役の
主人公・門前の、目的達成のために手段を選ばず、猛進する野心家ぶりが見どころの1つとなる本作。役作りの参考にした人物を記者から尋ねられると、横山は「野心家でパッと思い出したのはうちのメンバーの村上(信五)ですかね。彼、お金好きですからね。参考にはしてないですけど(笑)」と回答。「門前って男は近くにいたら被害を被りそうですが、俯瞰で見ると『カッコいいな、俺もああなりたいな』と思える男性。お客さんにカッコいい門前を見せられるようにがんばります」と目標を述べた。
そんな横山の人柄を中川は「華やかで明るくて関西弁でずっとしゃべってる人かと思ってたら、むしろ観音様のような……。横山大明神って呼んでます。それくらい、現場の士気を上げるというか、分け隔てなく『ごはん食べに行くぜ!』ってボス感がすごい。その点で門前と共通したカリスマ感がある」と分析。これを受けて横山は「いや、『行くぞ』とは言えないんですよ。そこはもうハマケンを通して『ちょっと皆誘ってくれへん? 早く』って」と内気な一面を明かし訂正する。「本当にやらせるよね。俺よう言われるから『なんで俺!』って」と笑う浜野は、横山と今回が初共演。横山が「同い年で意気投合してます。僕は若干下に見てますけど(笑)」と返し、息の合った掛け合いを見せ、会場を笑わせた。
関ジャニ∞のメンバーが観に来るかという質問には「時間があったら来てくれると思いますけど、メンバーも同じ時期に舞台やってるので……」と回答。「僕が失敗したら、メンバーに迷惑がかかるなとプレッシャーもありますが、ほかのメンバーもがんばっているので刺激を受けます」とグループの一員らしいコメントをし、最後に「『妄想歌謡劇』は本当にいいタイトル。皆さんを見たことのない世界に、まさに“ジレッタ”の世界に誘いたいと思います」と観客に呼びかけ、会見は締めくくられた。
公演は5月7日から6月4日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて、6月10日から19日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて行われる。なおこのたび、4月16日よりチケットぴあにて、立見前売り券が販売されることも決定した。
シアターコクーン・オンレパートリー2017「妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』」
期間:2017年5月7日(日)~6月4日(日)
会場:東京・Bunkamura シアターコクーン
期間:2017年6月10日(土)~19日(月)
会場:大阪・森ノ宮ピロティホール
原作:
脚本・演出:
音楽:宮川彬良
出演:
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レナ∞パンくん(チワワ) @fuwa928
ジレッタの世界に早く行きたいなぁ https://t.co/w5jdsGrkYo