上映前には舞台挨拶も行われ、杉作、ミツオ役の
杉作と飼い猫との実話に基づくエピソードを描いた「猫なんかよんでもこない。」。元ボクサーというキャリアも持つ杉作は、風間のボクシングシーンについて「いやあ、よかったですよ。何回か(自分に向けて)パンチを打ってもらったんですけど、ナチュラルにうまいなと」と賞賛する。また風間が通う定食屋の親父役で、映画にも出演したという杉作。劇中でのその風貌について風間が「完璧に定食屋の親父でした」と語れば、山本監督も「馴染みすぎていて見つけられない」とコメントした。
撮影当初は猫が中々言うことを聞かず、途方に暮れていたというキャスト陣。風間は「現場では皆が猫に振り回されていたんです。けどこの作品は猫に振り回される中で、いろいろなものを感じるというお話なので、この撮影方法であっているのかもしれない。このままでいこうとなったんです」と、撮影時のエピソードを明かす。杉作は劇中の猫について「走り回るシーンなんかは、当時の様子そのままでした」と懐かしげに語った。
これまでに松岡と数度共演していることについて聞かれた風間が、「本当に共演の回数が多いので、すごく縁を感じている女優さんですね」とコメントすると、松岡は「一番最初に共演したときは斧を振り回されまして」と振り返る。「(斧ではなく)鎌だけどね」と風間に訂正された松岡は、「そのあとは(別の作品で)仇討にきて。とにかく(風間の)狂気の演技しか見てなかったんです。でも今回はアドリブのシーンが多くて、風間さんって地は狂気に満ちてないんだなって思いました。アドリブではどうしても地が出てしまうのが我々俳優ではないですか。猫ちゃんと戯れてる風間さんを見て、『この人は普通の人だった、よかった』と思えました」とまくし立てるように、風間との共演について説明する。これを受け風間は「その誤解が解けただけでも、今回出演してよかったよ(笑)」と安堵の表情を浮かべた。
自身が演じたウメさんという役について問われた松岡は、「栄養士さんをやっていて、あまり華美な服装をするタイプではないんです。だからマフラーにちょっとピンクを入れたりとか、視覚の部分でヒロイン感を出せればいいなと思っていたんですけど……。この顔ですからね」と返答。風間が「それは『何をおっしゃいます』って言われるがためのコメントのように思えるけど」と返すと、松岡は「本当ですか?私かわいいですか?」と食い気味に問いかける。これに対し風間が「おう、おまえはかわいいよ」と述べ会場を笑わせるなど、2人は終始息の合った掛け合いを繰り広げた。
「猫なんかよんでもこない。」は、杉作の代表作「クロ號」のモデルになった猫との生活を描いたエッセイマンガ。映画は1月30日に封切られる。
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「猫よん。」風間俊介が松岡茉優の食い気味の問いに「おまえはかわいいよ」 - コミックナタリー https://t.co/HEnsAs3z1Q