伝説の名作が映画化、「美代子阿佐ヶ谷気分」

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伝説のガロ系作家、安部慎一の出世作「美代子阿佐ヶ谷気分」が映画化されることがわかった。渋谷のシアター・イメージフォーラムにて今夏公開予定。

2000年にワイズ出版から復刊された「美代子阿佐ヶ谷気分」。

2000年にワイズ出版から復刊された「美代子阿佐ヶ谷気分」。

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安部慎一は70年代に「ガロ」を中心に活躍し、鈴木翁二、古川益三らと共に「ガロ三羽烏」と称されたマンガ家。今回映画化される「美代子阿佐ヶ谷気分」は、安部の妻・美代子をモデルとした私小説的短編で、安部が注目されるきっかけとなった出世作だ。70年代の空気感がどのように実写化されるのか、期待される。

映画には林静一杉作J太郎東陽片岡、つげ忠男らガロ系マンガ家が役者として出演。特に林静一は台詞もある「編集長」役を演じている。また主題歌「水のようだ」を歌うスパルタローカルズの安部コウセイと安部光広は、安部慎一の実子。両親の物語の主題歌を実の息子たちが歌うということで、安部家の血脈が感じられることは間違いない。

「美代子阿佐ヶ谷気分」を含む同名タイトルの短編集は、1979年に限定販売されたレアアイテムだったが、2000年にワイズ出版から復刊されている。この機会に70年代を代表する伝説のマンガ家に触れてみては。

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