音楽ナタリー

マイファスもゲスト参加!ナノ東京&大阪ワンマン完全密着

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ナノの2ndライブ「Color my world.」が8月19、20日に東京・Zepp DiverCity TOKYO、22日に大阪・Zepp Nambaで開催された。ナタリーでは3日間のライブにリハーサルから密着。そのレポートを時系列に沿ってお届けする。

■2013年8月19日(月)ライブ初日リハーサル

正午前から午後にかけて、ナノやスタッフ、バンドメンバーが続々と会場に到着。ステージに立ったナノは広い会場を見渡し「この会場の重みを肌で感じます」とつぶやく。そのままリハーサルで「magenta」をバンドメンバーとともにパフォーマンスすると、「サイコー!」「スゲー!」を連発し興奮を隠せない様子。今回のライブにゲスト参加するMY FIRST STORYのHiro(Vo)も交えて、10月30日にリリースされるテレビアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」のオープニングテーマ「SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)」などを演奏しつつ、音響や照明の調整を行った。

■2013年8月19日(月)東京初日公演

会場が暗転してオープニングSEが流れ始めると、今回のライブのために初導入された照明システム「マジックパネル」が独特の動きを見せながらフロアを照らしていく。その照明の動きに呼応するように、フロアの“ナノ友”(ナノのファン)は手にしたマゼンタ(赤紫)色のペンライトをリズムにあわせて大きく振った。ステージ後方の数段高くなった場所にスポットライトが当たると、マントで顔を覆ったナノが登場し「No pain, No game」を力強く歌い始める。すると観客もナノにあわせて大合唱を始め、最高の盛り上がりの中ライブはスタートした。ナノは「I can't hear you!」と客席を煽っていき、「neophobia」「Dive In Your Eyes」といったロックチューンでさらにフロアを加熱させる。そして最初のMCで「今日はめっちゃ熱いね!」「今日は心の壁をぶち壊して一緒に楽しんでいきましょう!」と挨拶した。

その後もナノはシングルやアルバムからの楽曲を次々に披露。今回のライブでは3月の1stライブ「Remember your color.」以上にバンドメンバーがフィーチャーされており、Hirotaka(Dr / Scars BoroughTHE PREDATORS、ELLEGARDEN)、Masa(G)、Kei(B)、Tetsuya(Key)、Lee(Piano)、Daisuke(Violin)といった前回からのメンバーや、新加入のOmmy(G / earthmind)はそれぞれの個性を生かしたプレイで観客を魅了していった。

ライブ中盤のアコースティックコーナーでは「Horizon」や「GALLOWS BELL」、そして前回のライブで初披露された未音源化のスローナンバー「Our Story」を思い入れたっぷりに歌唱。中でも「Our Story」ではナノの「目を閉じて、心の耳で聴いてほしい」という言葉を受けて、会場のナノ友はペンライトを下ろし、息を殺してナノの歌に聴き入った。

ライブ終盤にはゲストとしてHiroがステージに登場。ナノとHiroは新曲「START OVER (feat. MY FIRST STORY)」で息のあったステージングを見せ、続くMCでナノとMY FIRST STORYがコラボをすることになった経緯を説明した。そしてナノが「次の曲では振り付けを考えてきました。レベル110ぐらい難しいので、よく見て」と言って、曲のサビでタオルを頭上で回すことを観客に促す。一度の練習だけでタオル回しが成功すると、続いて「SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)」を演奏し、会場はこの日一番と言える盛り上がりを見せた。

スリリングなバンドアンサンブルが印象的な「Palette」を経て、「Nevereverland」でライブ本編は終了。アンコールに応えてパーカーのフードを被って登場したナノは、「magenta」からライブを再開する。曲終了後のMCでは「(ライブ本編でパーカーを)着ないって言ったけど着ちゃった!」と言って観客を笑わせた。その後ナノは会場のナノ友に向けて、どこから来たのかを聞いていく。北海道から沖縄までの日本国内だけでなく海外からも多数のナノ友が集まっていることを受けて、ナノは「全部の都市に行って歌いたいと思ってます」とナノ友たちに約束した。そして前回のライブで好評だったピースサインでの記念撮影を経て、ラストナンバー「Remember, My Friend」に突入。曲中では観客がピースサインをした手をリズムにあわせて左右に振り、会場の一体感がピークに達したところで2時間にわたるライブは幕を閉じた。ナノは笑顔で「みんな、ホントに最高です! ありがとう!」と挨拶をして、ステージを降りた。

■2013年8月20日(火)東京2日目公演

東京公演2日目は「No pain, No game」「neophobia」と前日同様の流れからスタート。バンドの演奏は前日よりグルーヴ感が増し、ナノも伸びやかな歌声で観客を楽しませた。

3曲を歌い終えたところでナノは「みんな、今日はバッチリですか? ついてこれますか? ぶっちゃけ初日のお客さんのテンション、ヤバかったです。みんな負けないよね? Are you ready to rock'n'roll?」と客席を煽る。さらに「KALEIDOSCOPE」では「みんな、腕振れ!」、「All Eyes On Me」では「頭振れ!」とフロアに向かって叫び、会場の熱気を一気に加速させた。

ナノの「ライブが終わる頃にはそれぞれのキャンバスを彩れるほどの色を持ち帰ってほしい」という言葉に続いて演奏された「BE FREE (WITH MUSIC)」では、デジタルとバンド演奏が融合した、アルバム音源とはひと味違うアレンジで観客を魅了。アコースティックコーナーでは前日の「GALLOWS BELL」に替わって、本邦初披露のカバー曲を演奏することをナノが告げると、客席からは大きな歓声が沸き起こった。ナノは「大好きな曲で、今までやったことがないタイプ。この曲を選んだときにスタッフさんからキョトンとされた(笑)。ナノが小さい頃、親がよく聴いていて、音楽を大好きになるきっかけになった1曲です」と言って、THE BEATLESの「Let It Be」を歌唱。Masa、OmmyのアコースティックギターとLeeのピアノをバックに、ナノは魅力的な歌声で名曲を見事に歌い上げた。

Keiのベースをフィーチャーしたバンドセッションを経て、前日同様Hiroをゲストに迎え「START OVER (feat. MY FIRST STORY)」「SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)」の2曲をパフォーマンス。特に「SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)」は前日以上の盛り上がりを見せ、フロアのナノ友たちも手にしたタオルを勢いよく回してバンドの熱演に応えた。そして迎えたラストナンバーは前日と同じく「Remember, My Friend」。会場がピースフルな空気に包まれる中、東京2公演目も大成功のうちに幕を閉じた。

■2013年8月22日(木)大阪公演

初の大阪公演となったこの日のライブは、スタートから前2公演以上の盛り上がりを見せる。1曲目「No pain, No game」では冒頭から観客の大合唱が起こり、この光景を目の当たりにしたナノやバンドメンバーも東京公演以上にアグレッシブなパフォーマンスを披露。MCでは「さすが最終日! さすが大阪!」と叫び、さらに観客を煽っていった。

ライブ中盤のアコースティックコーナーでは、この日がライブ初披露となる新曲「Silver Sky」を演奏。同曲はテレビアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」の挿入歌に決定しており、作詞を手がけたナノは「この曲はナノ自身歌ったことのないタイプの曲。アニメは海が舞台になっていて『海の中から見た空ってどんな色なんだろう? 海面が銀色に見えるんじゃないか?』と思って書いた」と説明した。ナノはピアノとバイオリンの演奏にあわせ、幻想的な世界を作り上げていく。

ライブ後半のセッションコーナーからは、大阪公演のみのゲスト・Shoがギターを持ってライブに参加。さらにHiroが加わると、MY FIRST STORYのライブ同様アグレッシブなステージングで観客を圧倒した。「START OVER (feat. MY FIRST STORY)」を歌い終えたナノは「カッケー! カッケーぞ、バカヤロー!(笑)」とうれしそうに本音を漏らす。これを受けてHiroは「(2組のコラボは)誰よりもまず自分たちが一番ビックリしたからね!」と笑顔で語った。そしてShoが「俺はロックしに来てるんで。いけるのかな?」と目の前のナノ友たちを煽ると、バンドは「SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)」を演奏し、会場をさらに盛り上げた。

バンドアンサンブルが印象的な「Palette」では観客が曲の余韻に浸ったためか、演奏が終わってもしばらく静寂が続き、ナノが「ありがとう」と言うと初めて拍手が鳴り響く一幕も。そして「Nevereverland」では観客も全力で腕を振り上げ、熱気がピークに達したところでライブ本編は終了した。

「magenta」からスタートしたアンコールでは、観客のペンライトはもちろんのこと、照明もマゼンタ色でフロアを照らし、会場をナノのカラーに染め上げた。アンコール1曲目を終えたナノは「最後のアンコールだと思ったら泣けるぜ」と寂しさを隠せない様子。

そしてナノの「ライブってマジ、クセになるね。最後の曲はみんなで一緒に歌いたい」という言葉に続いて、いよいよライブはラストナンバー「Remember, My Friend」に突入。フロアは観客によるピースサインで埋め尽くされ、アットホームな空気感に包まれた。曲終盤の合唱パートでは今まで以上に大きな歌声が鳴り響き、会場中が笑顔で埋め尽くされたところで初の大阪公演は終了。ナノはステージを去る際に客席に向けて、何度も「ありがとう!」と感謝の言葉を送った。

こうして全3公演にわたるナノの2ndライブ「Color my world.」は完結。今のところ次のライブの予定は決まっていないが、ライブを重ねるごとにめざましい成長を見せたナノだけに次回はさらにスケールアップしたパフォーマンスを見せてくれるはずだ。

ナノ 2ndライブ「Color my world.」
2013年8月19日 東京都 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. No pain, No game
02. neophobia
03. Dive In Your Eyes
04. KALEIDOSCOPE
05. All Eyes On Me
06. BE FREE (WITH MUSIC)
07. Now or Never
08. Horizon
09. GALLOWS BELL
10. Our Story
11. Session
12. START OVER (feat. MY FIRST STORY)
13. SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)
14. Palette
15. Nevereverland
<アンコール>
16. magenta
17. Remember, My Friend

ナノ 2ndライブ「Color my world.」
2013年8月20日 東京都 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. No pain, No game
02. neophobia
03. Dive In Your Eyes
04. KALEIDOSCOPE
05. All Eyes On Me
06. BE FREE (WITH MUSIC)
07. Now or Never
08. Horizon
09. Let It Be [THE BEATLESカバー]
10. Our Story
11. Session
12. START OVER (feat. MY FIRST STORY)
13. SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)
14. Palette
15. Nevereverland
<アンコール>
16. magenta
17. Remember, My Friend

ナノ 2ndライブ「Color my world.」
2013年8月22日 大阪府 Zepp Namba セットリスト

01. No pain, No game
02. neophobia
03. Dive In Your Eyes
04. KALEIDOSCOPE
05. All Eyes On Me
06. BE FREE (WITH MUSIC)
07. Now or Never
08. Horizon
09. Silver Sky
10. Our Story
11. Session with Sho(MY FIRST STORY)
12. START OVER (feat. MY FIRST STORY)
13. SAVIOR OF SONG (feat. MY FIRST STORY)
14. Palette
15. Nevereverland
<アンコール>
16. magenta
17. Remember, My Friend

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