SHIBUYA-AXを揺らしたゆらゆら帝国ツアーファイナル
2007年12月19日 19:30 1
スウィートなソウルミュージックが流れる会場は、開演前から超満員のオーディエンスによる熱気が充満。彼らの期待感が最高潮に達したころに、照明が落ち3人がステージに登場した。
今回のツアーでは各会場とも、オープニングに坂本慎太郎がハンドマイクで熱唱する「やさしい動物」が披露されたが、この夜はツアーファイナルということもあり、彼らはさらにスペシャルなセットリストを用意。最新アルバム「空洞です」の1曲目「おはようまだやろう」からライブがスタートし、オーディエンスを緊張感と甘美な酩酊感に満たした。
「あえて抵抗しない」が始まると、坂本はギターをマラカスに持ちかえて踊りながらシャウト。「美しい(アルバムバージョン)」と「学校へ行ってきます」の2曲では「空洞です」での絶妙な流れが生で再現された。
異常なまでの盛り上がりをみせるオーデイエンスに呼応するかのように、3人の演奏はさらに強烈な存在感を発揮。最近あまりライブでは演奏されていなかった「2005年世界旅行」が演奏されると、フロアはますますの熱狂に包まれた。
「今日はどうも…。最後の曲です」という言葉少ないMCの後、ラストに披露されたのはしっとりと甘く歌い上げる「星になれた」。興奮のるつぼと化したツアーファイナルは、ゆらゆら帝国屈指の壮大なバラードナンバーで幕を下ろした。
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音楽ナタリー @natalie_mu
ゆらゆら帝国が12月17日に、SHIBUYA-AXにて全国ツアー「LIVE2007」のファイナル公演を開催した。 http://natalie.mu/news/show/id/4661