THE ORAL CIGARETTES、地元で“ハッチゃけた”上京1周年記念ライブ

THE ORAL CIGARETTESが昨日4月25日に大阪・なんばHatchにて、単独公演「THE ORAL CIGARETTES 唇ワンマン 2015 SPRING～上京1周年記念、地元関西でなんばハッチゃけるぜの巻～」を実施した。

上京1周年と最新シングル「エイミー」のリリースを記念して行われた公演には大勢のオーディエンスが参加。ライブの模様は「スペシャアプリ」およびUstreamでも生中継され、全国のファンが4人の地元での勇姿を見届けた。

「歴史を塗り替えよう」というメッセージがスクリーンに映し出される中でライブの幕が上がり、観客の前に姿を見せたメンバーは「STARGET」を高らかに鳴らす。山中拓也（Vo, G）は「ここにいる2000人、誰一人置いていかへんからな！」と叫び、メロウな「リメイクセンス」、観客との一体感を作り出す「N.I.R.A」、アグレッシブなギターロックチューン「GET BACK」など緩急を付けた流れで、オーディエンスを巻き込みながらライブを進めていく。ワンマンライブらしく、鈴木重伸（G）、あきらかにあきら（B）、中西雅哉（Dr）のソロプレイも随所で披露されオーディエンスに各メンバーの魅力が伝えられた。

山中はMCで「今ここに立っていることが信じられへんし、うれしい。the band apartのライブをなんばHatchで観たことがあって。そのときはこの場所がすごく大きく思えたけど、ここ（ステージ上）から見るとなんかまだまだいけるね！」と笑い、「インディーズの頃は3人くらいのお客さんに向かって演奏してた。それが2000人、ここまで来れました。KANA-BOONやキュウソネコカミら同じ世代のバンドとシーンを盛り上げたいと思ってるし、周りのスタッフたちもそれを望んでるけど、それよりも今はみんなを独り占めしたい。今のお客さんも昔のお客さんもつながってほしいし、みんな仲よくしてほしい。俺は不器用なんだけど、こうやって大阪へ帰って来れたのはみんなのおかげです。本当にありがとう！」と過去に思いを馳せながらオーディエンスへの感謝の思いを口にした。

後半戦は、最新シングルのカップリング「踊り狂う人形」や、インディーズ時代の「僕は夢を見る」などをプレイし、バンドの幅広い音楽性をアピール。そして「あと4曲！ 俺らまだまだキラーチューン残ってる！ ついてこいよ!!」という山中の煽りから「mist...」「大魔王参上」「Mr.ファントム」「起死回生STORY」が続けてフロアに叩き込まれ、オーディエンスは激しく踊った。アンコールで4人は「ここにいるあなたたちを、ずっと大事にしていきますから。1人ひとりに歌います」という言葉に続いて「エイミー」を丁寧にプレイ。心のこもったパフォーマンスにオーディエンスは万雷の拍手と声援を送った。

なおTHE ORAL CIGARETTESは、5月からは対バンツアー、6月からはワンマンツアーを開催する。地元公演の成功を経てのツアーは、熱い盛り上がりを見せてくれそうだ。