春奈るな、“音楽の力”感じた春のワンマンライブ開幕戦

春奈るなのワンマンライブ「春奈るなライブ2014-SPRING-」が3月23日に東京・TSUTAYA O-EASTにて開催された。

開演直前、まずはライブの注意事項を告げる場内アナウンスが流れ出す。その声は春奈自身。これを聞いたフロアから大きな歓声が巻き起こると、白いドレスに身を包み、２人のギタリストと、ベーシスト、ドラマー、キーボーディスト、マニピュレーターの待つステージに、本人が登場する。さらに沸き立つフロアを前に彼女は「アイヲウタエ」「TRUE STORY」といったアップテンポなナンバーをプレイ。緑のサイリウムを手にしたオーディエンスが繰り広げる息の合った「オイ！」コールの中、ライブは勢いよくスタートした。

自ら作詞を手がけた「深海羽化のラプソディア」について語るMCで春奈は、英詞部分を翻訳サイトを駆使して考えたというエピソードを交えつつ、この曲をみんなと一緒に歌いたいと提案。海をイメージしたブルーのサイリウムが灯る会場に春奈とオーディエンスの大合唱が響き渡った。

デビュー曲「空は高く風は歌う」や「祈り」「snowdrop」などミドル＆スローテンポのナンバーで圧倒的な歌唱力を見せつけた彼女は「やっぱり生バンドっていいよね。音楽の力をひしひしと感じています」と満面の笑みで今日のライブの手応えを語り出す。ところがその後のメンバーの紹介ではギタリストに「ドラムー！」と呼びかけ、慌てる場面も。そのかわいらしいアクシデントに笑いが巻き起こり、フロアは和やかなムードに包まれた。

本編最後を締めくくったのは、アニメ「ソードアート・オンライン フェアリーダンス編」のエンディングテーマにして、春奈の代表曲の1つ「Overfly」。伸びやかな高音でこの曲を堂々と歌い上げた春奈は盛大な拍手の中、ステージをあとにした。その後アンコールではライブ当日に開設されたモバイルファンクラブ「るなティックプラネット」の告知とともに、数曲を披露。最後に彼女がオフマイクでオーディエンスに感謝の言葉を投げかけ、バンドメンバーとともに深々とお辞儀をしたところで、この日のライブは幕を閉じた。

なお春奈は4月5日に大阪・梅田CLUB QUATTROでワンマンライブを実施する。

春奈るなライブ2014-SPRING-

2014年4月5日（土）大阪府 梅田CLUB QUATTRO