ジャジスポ冬の祭典「APPI JAZZY SPORT」大盛況で終幕

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1月18日に岩手・安比高原スキー場 安比プラザ屋内特設フロアでオールナイトイベント「APPI JAZZY SPORT 2014 "UNITE"」が実施された。

「APPI JAZZY SPORT 2014 "UNITE"」の様子。写真はGAGLE。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

「APPI JAZZY SPORT 2014 "UNITE"」の様子。写真はGAGLE。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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HIFANA+鎮座DOPENESS+DJ Uppercutによるパフォーマンスのオープニング時。(Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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中盤のダンスタイム。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

中盤のダンスタイム。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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SOIL & "PIMP" SESSIONS。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

SOIL & "PIMP" SESSIONS。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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GAGLEのライブ時の様子。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

GAGLEのライブ時の様子。 (Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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cro-magnon Orchestraのライブ時。(Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

cro-magnon Orchestraのライブ時。(Photo by Takanori Tsukiji [STARSERVERCLUB])

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音楽レーベルJazzy Sportが“音楽とスポーツの緩やかな併走”を志向し毎年行われているイベントも今年で8回目。今回は“UNITE”をテーマに、最新スノーボードの試乗会、THE NORTH FACEによるスノームービーの上映会、プロスキーヤー秋庭将之のライディングセッションなど、ゲレンデならではのさまざまなプログラムが用意され来場者を楽しませた。

ライブイベントはスキー場に併設するフードコートに2つのライブステージを設営して実施。昼間は家族連れなどで賑わう会場は一気にクラブの様相へと姿を変えた。また会場ではフードやドリンクが販売されたほか、コニャックブランド「ヘネシー」やジャジスポのブースが出店されるなどしてお祭りムードが高められ、開場時刻直前にはイベント開始を待ちわびた来場者が行列を作る場面が印象的だった。

17:30になるとDJ Mitsu the BeatsのDJがイベント開始の狼煙を上げ、フロアにどんどんと人を集めていく。さらにこの日最初のバンドアクトであるMOUNTAIN MOCHA KILIMANJAROが熱いファンクチューンを続々と投下しスタートダッシュをかけたあとは、タケウチカズタケがダンサブルなトラックにテクニカルなキーボードプレイを合わせ観客を魅了した。HIFANAはMIDIコントローラーやエフェクターを駆使した人力ブレイクビーツパフォーマンスと、サウンドとリンクさせたビジュアルで観客の目を釘付けに。また彼らはDJ Uppercut、鎮座DOPENESS、カトマイラといったゲストをステージに招き入れ、人気曲「MODE」などを繰り出しフロアをロックした。

会場内に熱気が充満したところで、オーディエンスを心地よくクールダウンさせたのは越野竜太バンド。越野の爽やかなボーカルやバンドが織りなすゆったりとしたグルーブに、観客は身を預けるように揺れていた。そしてステージにはPSGが現れる。PUNPEEがステージ中央のDJブースに陣取ると、その両サイドに5lackとGAPPERが登場してライブがスタートした。彼らは「かみさま」「いいんじゃない」といった自身のクラシックを投下しファンを喜ばせたほか、フリースタイルでスキルの高さを改めて示していく。PUNPEEは「適当に揺れろ」という煽りを合間に何度か挟みゆったりとした時間を作り上げ、最後はファンからの人気が高い「愛してます」でステージをあとにした。

長野からの参戦となったMarterはラップトップと鍵盤を用いたスタイルでライブを展開していく。彼のクリアな歌声と美しいメロディは、夜のゲレンデという当日のロケーションと抜群のマッチングを見せていた。Guerrilla Gorilla、Hiro、Stax Groove、Lab Bonita Stax、Broken Sportらが登場したダンスタイムは、会場中に「イェイ!」という歓声が飛び交う中進行していく。目前で展開される白熱のパフォーマンスを観客は息つく暇もないといった様子で見入っていた。その後登場したSOIL & "PIMP" SESSIONSは、終始アグレッシブな演奏でフロアの熱狂を生み出していく。パワフルなサウンドが場内に轟く中、ステージの真ん中で社長(アジテーター)はトラメガを手に観客を煽り、この日最大の一体感を作り出していた。さらにイベントはBudaMunk Band feat. MONJUが演出するディープな時間へ突入。彼らはBudaMunk(MPC)、金子巧(Key)、石黒祥司(B)というバンド編成でライブに臨み、BudaMunkらしい“ドープ”なビートでスピーカーを震わせる。観客はバンドが繰り出す音とMONJUが発する言葉を浴びながら、ゆったりと体を揺らしていた。

“東北の宝”として絶大な人気を誇るGAGLEは、圧倒的なホーム感を醸し出しながらステージを進行。この日DJ Mu-RはCDセットで臨んでいた。3人は「APPI JAZZY SPORT」とゆかりが深いナンバー「Snowflake」や3月にリリースする新作アルバム「VG+」から数曲を披露し観客を喜ばせる。そして最後は「聞える(Good to Go)」「屍を越えて」といった名曲をドロップするなど、スキルフルなフロウと肉厚なビート、そして涙腺をくすぐるセットリストでこの日のハイライトの1つを作り出した。

複数のエフェクターを駆使したヒューマンビートボックスパフォーマンスでダイナミックなステージを展開した櫻井響に続いたのは、イベントのトリを飾るcro-magnon Orchestra。彼らは7名のホーン隊をステージ前列にずらりと並べるイカついフォーメーションで登場したかと思えば、「2001年宇宙の旅」のテーマ曲として知られる交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」を迫力満点のアレンジで披露し観客の度肝を抜いた。最後は鎮座DOPENESSがステージに再び登場したり、この日誕生日であったSOILの社長を祝ったりと、イベント本編はアットホームな雰囲気の中終了。さらにその後はアフターパーティも行われ、ジャジスポが演出する濃厚な祭りは明朝まで続いた。

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masaya fantasista @masayasport

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