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「WE ARE X」ジャパンプレミアでYOSHIKI感泣「僕らが存在するのはファンのおかげ」

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「WE ARE X」ジャパンプレミアの様子。紅カーペットでポーズを決めるX JAPAN。

「WE ARE X」ジャパンプレミアの様子。紅カーペットでポーズを決めるX JAPAN。

ロックバンド・X JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」の完成披露ジャパンプレミアが、本日2月23日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、バンドメンバーのYOSHIKI、Toshl、PATA、HEATH、SUGIZOが登壇した。

結成初期からドキュメンタリーの制作を考え、合宿などの際にカメラを回していたというX JAPAN。YOSHIKIは「そのあとに壮絶なドラマ、いろいろなことが起こる中で『とてもじゃないけど振り返れない』と思って、話がなくなってしまったんです」と振り返る。しかしX JAPANの海外公演を担当するエージェントから映画化の話を受け、「この物語は心に痛みを持ってる人、人生に挫折しそうな人に勇気を与えられる」と説得され、映画化に踏み切ったことを明かした。

本作を観た感想をToshlが「15分から20分ぐらい言葉が出なかった。絶句してしまいましたね」と述べると、YOSHIKIは「最初に観たときは立ち上がれなかったです。消化しきれなくて『何が起こったんだろう』という感じでした」と同意する。続けてYOSHIKIは、亡くなったTAIJIの墓前を訪れたシーンについて「『こういう展開が待ってるってのは当時は思ってなかったよね。でも自分たちはまだ生きてるからね』とToshlが話してくれて……」と回想。それを聞いたPATAは「全部明かしちゃダメだよ?(笑)」とYOSHIKIにツッコミを入れ、観客の笑いを誘う。

HEATHは「かなり衝撃的なシーンもあるんですが、なぜX JAPANがここまで大きくなったのかがこの映画を観ればわかると思います」と見どころをアピール。またSUGIZOが「長きにわたる偉大な歴史を見ちゃうと、僕がここにいていいのかなと」と心境を明かすと、YOSHIKIは「SUGIZOがいるから今のX JAPANがあるんだよ」と感慨深げに語る。さらにSUGIZOが「X JAPANのステージに立ち始めてそろそろ8年なんです。今になって僕に何ができるかな、と自問自答しています」と話すと、YOSHIKIは「アルバム完成させましょう!」と力強く述べ、会場を盛り上げた。

Toshlは「この映画で僕は自分の過去を清算してけじめをつけて、さらに大きな壁をぶち破るためにみんなで一緒に歩んでいきます」と宣言し、YOSHIKIは「僕らが存在するのはファンの皆さんがずっと応援してくれたからこそ。本当に感謝しています」と涙声でメッセージを送り、イベントを締めくくった。

スティーヴン・キジャックが監督を務め、1年以上にわたりX JAPANに密着した「WE ARE X」。アメリカではすでに公開されており、サンダンス映画祭2016のワールドシネマドキュメンタリー部門で最優秀編集賞を受賞した。日本では3月3日よりロードショー。

(c)2016 PASSION PICTURES LTD.

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