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上映が終わったばかりの会場は、総勢65名のおネエたちが放つ熱気でいっぱいに。満を持して登場した大泉は「抱いてー!」「抱かせてー!」といった大歓声に迎えられるが、開口一番「本日はどうもありがとうございました」と早口で挨拶。そそくさと会場を去ろうとするも司会者から無理やり引き戻され、「胸がいっぱいと言うか、胸焼けがすると言いますか。あまり過激なリアクションしないでけっこうですからね?」と大はしゃぎのおネエたちを冷静にたしなめる。
実は上映中の客席の様子を楽屋からモニタリングしていたと大泉が明かすと、客席から「スケベ!」とブーイングが。大泉は「皆さんは私の映画を観ているのに、私は“私の映画を観ているあなたたち”を見ていたんですよ。おかしいでしょ!」と反論し、「私は聞きたい。なぜあなたたちは映画の上映中にそんなに席を立つんだ?」と声を荒げる。観客が「“つけま”取れた!」と答えると、大泉は「(テレビカメラに)きれいに映ろうとしているのが腹立つ!」と毒づいてみせ、またスクリーンに映し出された映画鑑賞中のおネエたちの姿には「私からしたら“ZQN”よりよっぽどこっちのほうが怖いんですけどね」と正直な感想を漏らした。
しかし大泉に言わせてみれば、おネエたちの派手なリアクションは「海外の方々のリアクションと一緒です!」とのこと。第36回ポルト国際映画祭に本作を引っさげて参加してきた大泉は「ポルトガルの方々もこんな感じで観ていました。皆さんラテンなんですね、ノリが!」と感心しきりの様子だった。
イベントでは、観客が大泉に直接質問するコーナーも。本作の主人公・鈴木英雄と同じく妄想癖があるか?という問いに対し、大泉が「もちろん男だからエッチな妄想もします」と答えると、案の定おネエたちは「フー!!」と声を上げて大盛り上がり。大泉は妄想の内容について「メイクさんやスタイリストさんが接近するとき、キスされるんじゃないかと思っちゃう」と明かして会場を沸かせる。
続いての質問では「この会場の中から、第2の有村架純さんを探してください!」と、劇中で英雄が助けるヒロイン・比呂美役の有村の名前が挙がり、困惑する大泉。「この中で唯一誰かを助けるなら?ってことですね。となると、か弱い人ってことかな……」と客席をまじまじ見つめるが、わざとらしく咳き込み始めるおネエたちに思わず苦笑。最終的に「お酒もらっていいですか? 飲みながらやりましょうよ!」と言い放ち、「もうなんの映画かわからない! まだ普通の完成披露試写会もやってないのに!」と嘆いていた。
「アイアムアヒーロー」は、花沢健吾の同名マンガを実写映画化したサバイバルホラー。謎のウイルスに感染した“ZQN”がはびこる世界で生き残りを懸けて戦う者たちを描く。出演者には大泉、有村、そして長澤まさみが名を連ねる。4月23日より全国でロードショー。
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- 「アイアムアヒーロー」公式サイト
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