映画「カムイ外伝」公開直前、白土三平がカムイと対面

映画「カムイ外伝」の9月19日公開を記念して、本日9月10日発売のビッグコミック18号（小学館）には原作者の白土三平、監督の崔洋一、主演の松山ケンイチによる鼎談が掲載されている。

マンガ作品の実写映画化にあたり、小道具のひとつひとつに至るまで可能な限り検証を重ねたという崔。「手裏剣の投げ方とか、刺さり方にしても、それが物理的に可能かどうか」など実証を繰り返し、たどり着いた忍者の本質について語り合った。

犬のような走り方などマンガ的表現を多く用いる原作に対し、主演の松山は「カムイらしさをスタッフのみなさんと一緒にずっと研究してた」と述べる。「カムイとしてやったのか、自分自身としてやったのか」「どうやったら敵を斬れるかというふうなことばかり考えていた」という松山に対し、白土は「生身の本物のカムイと、初めて出逢った気がする」と感激の意を表した。

ビッグコミックは、9月25日発売の19号より9年ぶりとなる「カムイ外伝」の新エピソード「カムイ外伝　再会」を3話連続掲載する。本日発売の18号では長きにわたる「カムイ伝」の歴史を紹介しているので、未読の人も往年のファンも、待望の新作を前におさらいをしてみては。