五十嵐大介が辻村深月の小説「島はぼくらと」の装画を制作

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「海獣の子供」などで知られる五十嵐大介が、6月6日に講談社より発売される辻村深月の長編小説「島はぼくらと」の装画を描き下ろした。

五十嵐大介が手がけた、辻村深月の小説「島はぼくらと」の装画。

五十嵐大介が手がけた、辻村深月の小説「島はぼくらと」の装画。

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「島はぼくらと」は瀬戸内海の小さな島・冴島に暮らす、17歳の男女4人が織りなす青春劇。島を巣立つ日が近づきつつある彼らは、それぞれの事情に悩みながら、島での時間が共有できる最後の日々を過ごしていく。

五十嵐はカバーイラストについて「小説には出て来ないけれど、4人だけの秘密の場所が島のどこかにあるのでは……と想像して描きました」と解説。また辻村は主人公4人のビジュアルに対し、「私の中に漠然と存在していた彼らが、より伸びやかに上書きされ、景色がより鮮やかに塗り直されて、視界が開けた感じがはっきりあります」と感動のコメントを寄せている。

五十嵐大介コメント

カバーの絵は、小説には出て来ないけれど、4人だけの秘密の場所が島のどこかにあるのでは……と想像して描きました。読みすすめるうち、登場人物たちと島がどんどんいとおしくなり、描かせてもらう事で、自分も少しだけ島と関わる事ができたようで、とても嬉しいです。ありがとうございました。

辻村深月コメント

ずうっと構想し、本1冊分書くことで付き合ってきた主人公4人に、五十嵐さんの装画を見て、まず「会えた!」という感慨がありました。この子たちは、こんな顔をしてたんだなー、冴島の日差しや海は、こんな色をしていたんだ、と。私の中に漠然と存在していた彼らが、より伸びやかに上書きされ、景色がより鮮やかに塗り直されて、視界が開けた感じがはっきりあります。五十嵐さん、本当にありがとうございました。

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