本日11月5日に発売されたマーガレット23号(集英社)には、東日本大震災を体験した新人マンガ家による小冊子「ゆらぎ」が封入されている。
「ゆらぎ」はA5判、52ページの小冊子。3月11日に東日本大震災が発生して以来、何ができるかを考えたマーガレット編集部は、今回若い新人マンガ家に、震災以降何を見て何を思ったのか、心の奥底にあるものを絵と文章で表現してもらったという。22人の新人作家からのメッセージは、見開きで右ページにプロフィールと文章が、左ページにはイラストやマンガが掲載されている。
別冊付録「ゆらぎ」には、盛岡、仙台、郡山における6つの専門学校の在校生や卒業生22人が執筆。不特定多数の読者にむけて、大震災について描きたい、伝えたいものがある人に依頼を行い、実際にマーガレット編集長がそれぞれと打ち合わせを重ねた。22人のうち、ほとんどがまだマンガ家やイラストレーターとしてデビューしていないが、すでに読者に何かを伝える力があると編集部では判断したため、あえて「新人マンガ家」としている。
11月19日以降、マーガレットの公式サイトでは、「ゆらぎ」掲載作品すべてを公開。また12月3日、4日に仙台で開催される「コミックフェスティバル in 東北~コミック出版社 東北応援プロジェクト~」内のイベント「コミック展示会」にも「ゆらぎ」全作品が展示される予定だ。
リンク
- 集英社 マーガレット公式ホームページ
- コミックフェスティバル in 東北 ~コミック出版社 東北応援プロジェクト~
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