谷口ジローの「遥かな町へ」映画化、フランスなどで公開

谷口ジローの「遥かな町へ」が、ベルギーの映画制作会社ENTRE CHIEN ET LOUP SCRLによって映画化された。監督は「やわらかい手」などで知られるサム・ガルバルスキが務める。

「遥かな町へ」は中年男性が自身の青春時代へとタイムスリップして、過去と対峙するヒューマンドラマ。第3回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しているほかに、国外ではアングレーム国際漫画祭にて優秀書店賞を受賞するなど、ヨーロッパでも高評価を獲得している作品だ。

映画の撮影は完了しており、仏題は「Quartier Lointain」。ドイツでは5月に先行公開され、フランス・ベルギーでの公開は11月24日を予定。日本での配給は現在のところ未定となっている。