ジョージ秋山35年ぶり短編集、本人も毒づく問題作揃い

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2月24日、1970年代のジョージ秋山作品をまとめた短編集「ドストエフスキーの犬」が青林工藝舎より発売される。価格は1300円。

ジョージ秋山「ドストエフスキーの犬」(青林工藝舎)。※画像はイメージ

ジョージ秋山「ドストエフスキーの犬」(青林工藝舎)。※画像はイメージ

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秋山が短編集をリリースするのは、1975年の「涙をこらえろ」以来、実に35年ぶり。「30年」「ザーメン」「赤い海」「糞虫忍法帖」「ありふれた旋律」「羽根がはえた漫画少年」「慙愧」「ドストエフスキーの犬」の8作品が収録され、「赤い海」を除く7作品は今回初めて単行本に収められた。

巻末には秋山が各作品を解説するインタビューが掲載されているが、初出誌をめくっては「ここに載ってるマンガの……どこが大人なの。精神的に程度の低いヤツらが背伸びして描いてるだけです」「こんな雑誌出したって売れるわけねえよなぁ」と解説そっちのけで言いたい放題。問題作ぞろいの短編集の怪しさを一層引き立てる内容となっている。

なお青林工藝舎によると、近日、知られざる傑作「アマゾンくん」と、「海人ゴンズイ」の系譜に連なるトラウマ作「ドブゲロサマ」をまとめた「アマゾンくん・ドブゲロサマ」を配本予定。短編集第2弾の刊行準備も進めているという。

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