古屋兎丸の初期短編集、15歳のとき描いた同人作品「禁じられた遊び」も初収録

古屋兎丸の単行本「禁じられた遊び」が本日10月17日に発売された。著者本人が初期作品から重要タイトルを選び出した短編集だ。

この短編集にはCOMIC CUE（イースト・プレス）に掲載された「1997・M」「天使のフェラチオ」「海から来た機械」「月の書」「裸体の起源」、2006年発表と初期作品ではないが単行本化されていなかった「アゲハ蝶」、女子同士の歪んだ関係を描く「ユメカナ」、映画化もされた「いちばんきれいな水」、少女2人がヒッチハイクで海へ向かう「サチといった海」、15歳のときに同人誌で発表した商業誌初公開作品「禁じられた遊び」の10本が収められている。

各タイトルには執筆当時の背景や描きたかったテーマなどを明かす解説も付属。そのほか思春期に雑誌へと投稿していたイラストを集めた「古屋少年のスクラップブックより」も7本収録されている。イースト・プレスのWebサイト「マトグロッソ」では刊行を記念したインタビューも公開中。