「デジタルマンガ キャンパス・マッチ2014」は、デジタル作画の作品を対象に、マンガ学校とマンガ編集部、そしてマンガ家が提携し、新しい才能を発掘する新人賞。京都精華大学や日本工学院専門学校などマンガ教育に力を入れる学校が約40校、週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)やマーガレット(集英社)、月刊少年シリウス(講談社)など約30誌のマンガ編集部が参加している。
作品の応募は、学校単位が原則。応募を希望する学校は、教員が参加登録を行い、学生の作品をまとめて応募する。募集部門は、ストーリーものや4コマ、1コマ、サイレントマンガなどを募集する「デジタルマンガ部門」、キャラクターやヒーロー・ヒロインを制作する「イラスト・キャラクター部門」、動いたり音が出たりとデジタルならではの表現を生かした「未来のマンガ部門」の3つが用意された。締め切りは12月26日。
なお今回は学校対抗ゆえに「キャンパス・マッチ」というタイトルを冠しているが、今後は広く一般から公募する「オープン・マッチ」や、世界中から募集する「グローバル・マッチ」なども構想中だという。デジタルマンガ協会の会長を務める里中満智子は「若い人がより勇気と夢を持って作品を描くには、出口が多様にあったほうがいい」「出口の整備こそが人材育成に繋がり、その出口のひとつがデジタルという手法」だとコメントを寄せた。
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