匂いまでキャラクターになりきる
──大崎さんは普段、どんな場面で、どんな香水をチョイスしてつけていますか?
香水をつけている時期とつけていない時期があって、つけているときは部屋に香水を振ったり、寝るときも香水をつけていたりしました。好きな匂いにずっと包まれていたくて。今は、出かける前にファンの方からいただいた香水をつけますね。プレゼントしていただくのはムスク系の香水が多い気がします。僕はわりとファンの方がつけている香水を覚えているタイプで、イベントで皆さんとお会いしたときに、「この方は甘い香りの香水をよくつけているな」「この方はバニラ系の香りだな」というふうに感じることがあります。
──大崎さんはいつも“嗅覚”を大切にしているんですね。ほかにも、ファンの方や共演者の方など、「この人、良い香りだな」と感じたエピソードがあれば教えてください。
以前、とある2.5次元作品で原作コラボグッズの香水をつけているキャストさんがいて、すごく良い香りだったのでお借りしたことがあります。その方は双子の兄のキャラクターのコラボ香水をつけていたんですが、僕はその後、双子の弟のほうのコラボ香水を買いました。それから、“匂いまでキャラクターになりきること”は、役作りの一環にもなるんじゃないかと思うようになって。毎回作るのはかなり大変だと思うのですが、役を演じるごとにそのキャラクターをイメージした香水を作るのも面白そうです。
──大崎さんが初めて香水をつけたのはいつ頃ですか?
高校生のとき、親父の香水を借りてつけたのが最初の体験でした。そのときつけたのは、ブルガリの柑橘系の香水だった気がしますね。高校生の頃、バンドをやっていたんですけど、ライブの前につけることが多かったです。“匂いまでキャラクターになりきること”に通じる理由で、ライブ中にカッコよくありたいから香水をつけていたのかもしれません。適切な分量もまだわからない頃だったから、学校の先生に「お前、香水つけすぎや!」と言われて(笑)。先ほどスタッフの方から「自分だけに香らせたい場合は、ウエストにワンプッシュ。他人にわかるくらい香らせたい場合は、手の甲にワンプッシュ。首元に香水をつけてゴシゴシするのは、香りの構造が壊れてしまうのであまり良くない」と伺って、勉強になりました。
おそろいの香りで会いましょう
──今回製作したオリジナル香水は、どんなシチュエーションでつけたいと思いますか?
「ヒノキ」はモード系の洋服に合うと聞いたので、ファッションとの親和性を考えながら使ってみたいです。そこまで考えられたらもう“香水上級者”でしょう! 2025年に30歳になったこともあり、スーツが似合う男になりたいという目標があって。スーツでバシッ!とキメるときは、ウッディ系やムスク系の香水をチョイスしたいですね。大人になった自分とのギャップを見せられるように、かわいらしい役にも全力でチャレンジする俳優であり続けたいです。
──舞台の本番前、モチベーションを高めるために香水をつけたり、夜寝る前にリラックスするために香水をつけたりと、香水の用途は人それぞれですが、大崎さんにとって香水はどんな“存在”ですか?
中性的な役をいただくことが多いので、どうしても役の印象が強いと思うのですが、今回製作したオリジナル香水が、“俳優・大崎捺希”のイメージを確立するような存在になったら良いなと思います。実は、「発信すること」を2026年の目標に設定していて。もっともっと大崎捺希のことを広く知ってもらうために、熊本から上京してきたときの熱い気持ちを思い出して、自分から積極的に動くキャンペーンを実施中なんです(笑)。皆さんと直接お会いできる機会は多くはありませんが、ぜひオリジナル香水を手に取っていただいて、おそろいの香りでお会いできる日を心待ちにしています。またこの機会に、奥深い香水の世界に興味を持っていただけたらうれしいなと思います!
プロフィール
大崎捺希(オオサキナツキ)
1995年、熊本県生まれ。2016年、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演し、本格的に俳優デビューを果たす。舞台を中心に活動しており、主な出演作に「あんさんぶるスターズ!THE STAGE」シリーズ(仁兎なずな役)、「舞台『刀剣乱舞』」シリーズ(前田藤四郎役)、「ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』」シリーズ(糸永壱郎役)、「Paradox Live on Stage」シリーズ(⽮⼾乃上那由汰役)、ゲーム「サイレントヒルf」(岩井修役)などがある。3月に舞台「1リットルの涙」、目で聴く物語 シナリブ#2「ギフト」、4月に「Paradox Live on Stage -THE LIVE 2026-」、5月に「舞台『ディストレス』2026」に出演予定。




