コロナ禍のニューヨークに見たもの、感じたこと(後編)
ブロードウェイの劇場街が今年の夏に再開した。新型コロナウイルスの影響で約15カ月にわたって閉鎖されていた間、劇場関係者や現地で活動する日本人アーティストは何を見て、何を思い、再開にどんな希望を抱いているのか。このコラムでは、ニューヨークの演劇事情を知るアーティスト5人に現地の様子を前後編でつづってもらう。前編では、タップダンサーの熊谷和徳、シグネチャーシアターの芸術監督であるマシュー・ガーディナーと国際的に活動するプロデューサーのナタリー・ラインが思いを寄せた。後編にはニューヨークの大学で教え、自身のカンパニーを持つ芦澤いずみ、現代演劇やコンテンポラリーダンスの企画・制作を手がけ、今年からニューヨークに滞在する橋本裕介が登場する。