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「the replication」は、「かながわパフォーミングアーツアワード2024」で初演された作品。劇中では、サミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」をモチーフにした“世界劇団版不条理演劇”が展開する。リクリエイト版となる「the replication-toyooka edition-」には、脚本・演出を手がける
開幕に際し、本坊は「変わらない人類の不条理さを、60分の時間で共有したい」とコメントした。公演は9月22日まで。
本坊由華子コメント
「the replication-toyooka edition-」が豊岡演劇祭にて開幕した。
サミュエルベケット「ゴドーを待ちながら」をモチーフにした60分の中編作品である。
本作品は今年3月、かながわパフォーミングアーツアワードにて初演を迎えた。
KAATの劇場空間で、30分という短くシンプルな構造で創作した。
今回は神鍋高原キャンプ場という、奥深い森林をバックに360度の円形舞台での上演だ。
森林のロケーションは、人類の起源であり、円形は時間の経過を思わせる。
声の反響も強く、俳優の声と山びこが行き交う。
現実の声か夢の声なのか分からなくなり、不穏で不安な状態へと観客を誘う。
超自然の場の力を借り、人類の起源を辿る超常現象を発生させるのだ。
変わらない人類の不条理さを、60分の時間で共有したい。
俳優は青年団の石松太一さん。
フィジカルが強く、エネルギーの限界突破をこじ開け、世界に没する俳優である。
戯曲の立ち上げからディスカッションを重ね、常に新しい扉を二人で開き続けてきた。
さあ、新しい上演の幕開けだ。
細胞になるべく、己と世界に没していこう。
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世界劇団「the replication-toyooka edition-」
2024年9月18日(水)~2024年9月22日(日・祝) ※公演終了
兵庫県 神鍋高原キャンプ場
スタッフ
脚本・演出:
出演
本坊由華子 /
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