2024年4月にNHK総合で放送された
国際エミー賞は世界の優れたテレビ番組を表彰する国際コンクール。授賞式は11月24日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークで行われ、アート番組部門の最優秀賞に「Last Days 坂本龍一 最期の日々」が選ばれた。本作は「坂本龍一という音楽家の豊かな人生と創造性を映像で余すところなく表現した」として審査員から高評価を獲得し、日本の作品として今回唯一の受賞となった。
「Last Days 坂本龍一 最期の日々」では坂本が2023年3月に亡くなるまでの3年間に密着。彼の日記を軸に、日常の何気ないつぶやきや闘病生活の苦悩、「残す音楽、残さない音楽」という音楽を深く思考する言葉をたどるとともに、遺族から提供された貴重な創作ノートやプライベートフィルムが公開された。
また、この番組をもとに制作されたドキュメンタリー映画「
松宮健一(制作統括)コメント
死を目前にしても、命は光り輝くことはできるのか。葛藤を抱えながら制作したこの番組が世界的に評価されたことを大変名誉に思います。しかし、同時に、より大きな責任を背負ったと感じています。芸術や文化をどう描けば新しいのか、社会の中でTVドキュメンタリーの役割とは何か、より深く考えていきたいと思います。
関連人物
楊(やん) @yan_negimabeya
坂本龍一のNHKドキュメンタリー「Last Days 坂本龍一 最期の日々」が国際エミー賞を受賞(コメントあり) https://t.co/ulEdq7OBMv