欲しい遺伝子は猫とイルカとカメレオン

──普段松井さんはこういったハリウッドのアクション大作はご覧になるんでしょうか。

小さい頃に「ターミネーター」を観たんです。私は本当にビビりなので、あの怖さがすごくトラウマ的に残ってて。それから映画をあまり観れなかったんです。いつもこういうポスターを見て「怖い！ ちょっと無理かも」と思ってたんですが、私も20歳を超えて映画を楽しんで観られるようになったんだっていう成長を、今日感じました（笑）。恐れずに観るもんですね！

──映画のコピーにもありますが、巨大化という設定はいかがでしたか？

普通はありえないことじゃないですか。でも映画では巨大化の原因はもちろん、立ち上がる瞬間のジョージの毛並みや大きくなってからの動き方もリアルに描かれていて。本当にいるんじゃないかというくらい怖くて入り込んでしまいました。1人になったときに後ろからラルフが出てきたらどうしようって考えると、今日の帰り道が怖いんです（笑）。3Dで観たらさらにヤバいですよね。

──逆に巨大化してほしい動物はいますか？

なんだろ（笑）。大きくなって人のためになる動物……？

──食糧とか？

（笑）。でも食べる動物でもいいかも！ 牛肉が大好きなので、おいしい高級な牛が大きくなってくれたら、めちゃめちゃうれしいですね！ メンバーのみんなで食べたい（笑）。

──動物たちの巨大化、そして凶暴化は、さまざまな動物の遺伝子を備えてしまったことが原因です。松井さんが欲しい動物の遺伝子はありますか？

何がいいかなー！ あっ猫！ いい意味で人のことを気にしないじゃないですか。自由でマイペース。私は周りを気にしちゃうタイプなので、何か言われたときに「私は気にしないわー」って自由に振る舞える性格に生まれたかったんです。

──身体能力的な部分では？

泳ぐのが下手なので魚とか？ でも魚よりイルカのほうがかわいいですね！ あとはどこにでも溶け込むことのできるカメレオン！ プロレスでも私はヒートアップして声を出して応援したいタイプなんです。でもアイドルなので恥ずかしい気持ちもあって、普段はマスクを付けて帽子を被って応援してるんですよ。だからカメレオンになって、何も気にせずに声を出したいですね。

巨獣の大きさに負けないくらいの感動

──SKE48のメンバーだったら、誰に本作を薦めますか？

若手の次世代メンバーが集まったラブ・クレッシェンドという派生ユニットがあるんですけど、 個人的には後輩のかわいいあの子たちが、巨獣を怖がるところを見てみたい（笑）。泣き出す子もいると思うんです。一緒に観てそういうリアクションを観察したいですね！

──恐怖だけでなく、感動要素もある映画でした。

そうなんです！ だから鑑賞中の感情の振れ幅がすごくて。最初のビビっているところから、楽しくなって徐々に笑顔になって、最後は巨獣の大きさに負けないくらいの感動があった。映画を観て自分の持ってる感情が一気に出ました（笑）。だから、あえて怖がりの子たちを連れて行って、感情の揺れ動くラブ・クレッシェンドのメンバーを見たいんです。

──では最後に「ランペイジ 巨獣大乱闘」をこれから観る人に一言お願いします。

もちろん怪獣映画が好きな人にはたまらない作品です！ でも私みたいにこういう映画を怖いと思っていた人にぜひオススメしたい。今まで怖くて観れなかったものに触れるきっかけにもなりますし、「ランペイジ 巨獣大乱闘」は何回観ても楽しめる作品。最初は2Dで観て、次は3Dで観てもいいし。女性の方も、男性の方も、小さいお子さんも。友情も描かれているので、ぜひお友達だったり家族だったり大切な人を連れて行ってほしいです。