映画ナタリー Power Push - 「仮面ライダーゴースト」&「動物戦隊ジュウオウジャー」

特撮ヒーロー7人の苦悩と努力&男子禁制!戦うヒロインの本音トーク

御成がジュウオウジャーに突撃インタビュー

ゴースト×ジュウオウジャー 男子会

やっぱり……獣王系ですよね

──ゴーストチームとジュウオウジャーチーム、普段は主に撮影所で顔を合わせていると思うんですが、もともと知り合いだった方々もいますか?

西銘駿 僕と(渡邉)剣くんはジュノン・スーパーボーイ・コンテストの同期です。國島(直希)くんが1代先輩で……(山本涼介を指して)もっと先輩。

西銘駿

渡邉剣 大先輩だよね。頭上がんない。

山本涼介 大先輩……昔の人みたいになっちゃうじゃん。

一同 (笑)

磯村勇斗 僕と南ちゃん(南羽)は映画で共演したことがあって。バンドを一緒に組んでる役だったんだよね。

南羽翔平 そうそう、それ以来だよね。

中尾暢樹 そうなんだ! でも撮影所だと、ゆっくり話してる時間があんまりないんですよね。一瞬挨拶するくらいで。みんな朝忙しいし。

西銘 集合時間がきっちり決まってるからね。だからこういう座談会ってすごく貴重な機会で、うれしいです。

── 女子チームの座談会では、「『ゴースト』の男子チームは男子校みたいにわちゃわちゃしてる、『ジュウオウジャー』の男子チームは落ち着きがある」と印象をおっしゃってました。

中尾暢樹

中尾 そうですね、ゴースト男子チームはすごいノリがよくて、みんな自分を持ってる気がします。

山本 あー。個が強いよね(笑)。

磯村 個性的な人が集まってるなって思う。

西銘 いやでも、ジュウオウジャーチームもめっちゃ個性的だと思う。僕、ジュウオウジャーが衣装室から出てきたら毎回「おおっ!」ってなっちゃうもん(南羽を見ながら)。

南羽 いや、衣装はね。インパクトは確かにあるけれども!(笑)

西銘 衣装以外も、見た目的に、こうやっぱり……獣王系ですよね。

山本 獣王系ってどういうこと?(笑)

西銘 なんかほら、動物を彷彿とさせるオーラがある。衣装着てなくても。弱肉強食だったら、僕たちが喰われちゃうほうですね。

磯村 なんの話やねん!(笑)

戦隊とライダーの現場の違い

──3月のオンエアでは「春休み合体ヒーロー祭り」として、西銘さんが「ジュウオウジャー」に、中尾さんが「ゴースト」にゲスト出演しましたが、いかがでしたか? 公式サイトの動画ブログでは、「それぞれのチームの雰囲気がかなり違った」っておっしゃってましたけど。

中尾 監督によっても違うから、「ライダーはこう」と断言できるわけじゃないんですけど……ピリッとしてるっていうか、緊張感がありましたね。戦隊の現場って、監督が役者のほうに来てくれて直接話してくれることが多いんですけど、「ゴースト」にお邪魔したときはトランシーバーで指示を出されたので、淡々と進んでいくイメージを持ちました。

西銘 あー。確かに「ジュウオウジャー」の現場はもっと笑いありっていうか、スタッフさんがすごく仲がいい気がした。

左から渡邉剣、國島直希、中尾暢樹、南羽翔平。

中尾 けっこう雑談が多いんですよ。カメラマンさんもよくしゃべる方が多かったり。

西銘 あとキャストも、ジュウオウジャーはいつも一緒にいるので、その分全員集まっての会話とかが多くて、「こういうところ、戦隊っていいな」って思いました。「ゴースト」は1人ずつのシーンが多いから。

山本 いいよね。いつも一緒にいるの。俺たちも最近は3人一緒のことが多いけど、タケル以外の2人で別行動とかもあるからね。

南羽 朝のバスから帰りのバスまでずっと一緒なので、そこの違いは大きいかもね。

國島直希

中尾 うちはずっと5人一緒だからね。あ、6人か。

磯村 ちょっと! (國島が)寂しい顔しちゃってるじゃん、忘れないであげて!(笑)

國島直希 (笑)。でも実は仲間になってからのパートはまだ1カ月も撮影してないんですよ(※取材は6月上旬に行われた)。だからまだまだみんな慣れてないと思います。

中尾 ごめんごめん(笑)。そう、今テレビでオンエアされてる話でも、ザワールドはまだ敵だもんね。

敵のときは、“話しかけないでオーラ”がすごかった

西銘 まあ、僕も最初はマコト兄ちゃんにボコボコにされたけど。

左から山本涼介、磯村勇斗、西銘駿。

山本 ん? 知らんな、覚えてない。

磯村 (笑)。マコトもアランも、最初は敵だったし、立ち位置的にはザワールドに近いところがあるよね。

西銘 (山本に向かって)「お前は甘い」って言いまくってたじゃん!

──敵対していた相手が味方になるっていう変化が、キャストさんの間での関係性にシンクロすることもありましたか?

西銘 あー、アランは最初は敵だったから、現場でも(磯村が)役に入り込んでて。“話しかけないでオーラ”がすごかった。

磯村 話さなかったですね。もうね、話したら大変なんですよ。この2人(西銘、山本)と絡むと。

──大変?

磯村 ずっとわちゃわちゃ騒いでるから、アランのキャラが崩れてくる(笑)。今は仲間になって、普通に話すようになりましたけど。國島くん、敵のときそういうことあったんじゃない?

國島 敵のときはほぼスーツ(アクター)だったんですよ。素面が出てきたのはもう操が仲間になるくらいだったから、そういう苦労はそこまでなかったかも。でもTwitterではあんまり絡まないようにしてましたね。一緒に写ってる写真もアップしないように。

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」より。

磯村 ああ、そこは意識してるんだ。子供の夢を守ってる。

西銘 (磯村を指して)敵のときも全然上げてたけどね(笑)。

磯村 うん(笑)。俺の場合、味方になるまでが長かったからさ。

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」

2016年8月6日全国公開

ストーリー

天空寺タケル / 仮面ライダーゴーストは、突如出現した仮面ライダーダークゴーストを追って、歴史上の英雄たちが暮らす不思議な村へとたどり着いた。100の眼魂を集めて“究極の眼魂”を生み出し、すべての人間をゴーストにしようとたくらむ仮面ライダーダークゴーストの正体は、死んだはずのアランの兄・アルゴス。そして村には、消息不明だったマコトとカノンの父、深海大悟 / 仮面ライダーゼロスペクターの姿もあり……。

スタッフ / キャスト

監督:諸田敏

原作:石森章太郎

出演:西銘駿、大沢ひかる、山本涼介、磯村勇斗、柳喬之、溝口琢矢、勧修寺玲旺、工藤美桜、悠木碧(声の出演)、竹中直人、木村了、沢村一樹ほか

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!」

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!」

2016年8月6日全国公開

ストーリー

ジュウオウジャーの5人がサーカスを観に行くと、そこに出演していたのはジューマンたちだった。しかし喜ぶセラやレオたちの前に、宇宙サーカス団の団長を名乗る宇宙人・ドミドルが出現。宇宙全体をサーカスステージに作り替えるため、邪魔な星を滅ぼそうとたくらむドミドルは、子供たちの泣き声をエネルギーに換えて攻撃を仕掛ける。ジュウオウザワールドも仲間に加わったジュウオウジャーは、この星を守るため立ち向かう。

スタッフ / キャスト

監督:柴﨑貴行

出演:中尾暢樹、柳美稀、南羽翔平、渡邉剣、立石晴香、國島直希、吉村崇(平成ノブシコブシ)、寺島進ほか

©2016劇場版「ゴースト・ジュウオウジャー」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 ©2016テレビ朝日・東映AG・東映

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西銘駿(ニシメシュン)

1998年2月20日生まれ、沖縄県出身。2014年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを受賞。2015年、演技初挑戦ながら「仮面ライダーゴースト」の主役に抜擢される。

山本涼介(ヤマモトリョウスケ)

1995年5月15日生まれ、奈良県出身。2011年、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス」にてデビュー。「好きっていいなよ。」などに出演したほか、MEN'S NON-NOの専属モデルとしても活躍中。

磯村勇斗(イソムラハヤト)

1992年9月11日生まれ、静岡県出身。主な出演作にドラマ「事件救命医2~IMATの奇跡~」や連続ドラマW「スケープゴート」など。映画では、2015年の「ガールズ・ステップ」に参加した。

中尾暢樹(ナカオマサキ)

1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2014年に俳優デビュー。俳優集団D-BOYSの最年少メンバーでもある。テレビドラマ初出演ながら「動物戦隊ジュウオウジャー」の主役に抜擢される。

南羽翔平(ナンバショウヘイ)

1991年2月2日生まれ、岡山県出身。2010年にドラマ「仮面ライダーW」で俳優デビュー。以降、「ミュージカル 忍たま乱太郎」やドラマ「天国の恋」、映画「お江戸のキャンディー」などに出演。

渡邉剣(ワタナベツルギ)

1996年7月16日生まれ、福岡県出身。2014年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト。主な出演作に、スペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」や「みんな好いとうと♪」など。

國島直希(クニシマナオキ)

1994年8月1日生まれ、岐阜県出身。2013年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。主な出演作に「人狼ゲーム ビーストサイド」、舞台「AZUMI 幕末編」など。


2016年8月5日更新