映画ナタリー Power Push - 「仮面ライダーゴースト」&「動物戦隊ジュウオウジャー」

特撮ヒーロー7人の苦悩と努力&男子禁制!戦うヒロインの本音トーク

御成がジュウオウジャーに突撃インタビュー

タコ焼きは衝撃だった

中尾 「ジュウオウジャー」って観てますか?

磯村 観てます観てます。

西銘 最後のダンスがすごい面白くて、ジュウオウジャーたちがいないときに撮影所の楽屋でみんなで観て、大声で歌ったり踊ったりしてます。

南羽 なんでいないときに(笑)。全然歌ってくれていいよ!

西銘 失礼に値するかなって(笑)。

中尾 僕たちも、もちろん毎週「ゴースト」観てますよ。「ゴースト」は、変身パターンがたくさんあって毎週楽しみです。

──お互いの作品の中で、お気に入りのシーンはありますか?

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!」より。

西銘 「仮面ライダー」シリーズは、最近はけっこう能力を使うのでCGが多いんですけど、「ジュウオウジャー」のアクションはスケールがデカくて好きですね。大和がゴリラになったときの戦い方も大好き。破壊力がある。

山本 ビルを突き抜けてたもんね。スケールが大きい。

──もとは温厚な大和というキャラクターが、ジュウオウイーグルになると猛々しくなりますが、イーグルからゴリラになるとさらに別人のように変わるのが、また面白いですよね。

中尾 そうですね。大和、イーグル、ゴリラでそれぞれ声も変えてます。大和は変身してテンションが上がるというか、気持ちが乗ると思うんです。普段はけっこう抑えてる部分があるキャラなので。

渡邉 周りが動物ばっかりでずっと振り回されてるから(笑)。それに負けないくらいのエネルギーを実は秘めてるんだと思います。

──ジュウオウジャーチームは、「ゴースト」でお気に入りのポイントはどこでしょうか。

南羽 僕らも変身しますけど、仮面ライダーチームの変身を見ると、カッコいいなって毎回思います。フォームチェンジがあるのがいいなって。

渡邉 僕はやっぱり……タコ焼き(※「ゴースト」第30話にて、磯村演じるアランがタコ焼きを頬張りながら敵とバトルするシーン。放送時はネットを中心に大きな話題となった)。

磯村勇斗

磯村 絶対言うと思ったわ! いつもタコ焼き王子って言ってくるもんね(笑)。

渡邉 いやもう、タコ焼き食べながら敵を倒すなんて、本当にすごくて。

南羽 パクパク食べながらバーンって殴ってね。あれお気に入りです!

磯村 もう……恥ずかしくなってきたわ(笑)。あれはなんで生まれたんですかね。僕もよくわからないんですけど、いつの間にか台本にタコ焼きっていうワードが出てきて。衝撃でした。タコ焼き食べるのは僕も好きなんで、それが影響してタコ焼きキャラになっていったのもあるのかなと思います(笑)。

西銘 アランがホントにおいしそうに食べるから、僕の弟、タコ焼きそこまで好きじゃなかったのに、大好きになりましたもん。お母さんにお願いして作ってもらって、めっちゃ食ってるらしいんですよ。

磯村 そうなの? 役に立てたならよかった(笑)。

三重人格で撮っていたマコト

──劇場版についてもお伺いしていきたいんですが、まだお互いの作品についてはまったく知らない状態でしょうか?

一同 全然わからないです。

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」より。

渡邉 撮影期間中、撮影所のメイク室で、ゴースト側から英雄の衣装を着た人たちがたくさん出てきたときはびっくりしました(笑)。

磯村 「100の眼魂とゴースト運命の瞬間」ってタイトルの通り、偉人が100人出てくるからめちゃくちゃ面白いよ。

西銘 100人いるシーンは迫力もすごいですし、英雄の村のシーンは江戸東京たてもの園っていうところで撮ったんですけど、すごくきれいな映像になってると思います。タケルは英雄が大好きなので、それぞれとの絡みも楽しみにしてもらいたいですね。

山本 「ジュウオウジャー」はサーカスの話なんだよね。映画公開の頃にはザワールドはもう味方になってる?

國島 そうですね。

西銘 じゃあちょっとキツイときじゃない? マコト兄ちゃんも、テレビでは仲間になってない状態で冬の劇場版(「仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」)の撮影があって、キャラがわからないって悩んでたもんね。

山本涼介

山本 劇場版では仲間になってるけど、その頃テレビ本編ではまだタケルとバチバチやってる状態を撮ってたから難しかった。どうしたらいいか相談しても、監督も「俺もわかんない」って言うし(笑)。

國島 今見返すとどうですか? 劇場版の頃の役作りは。

山本 基本的に大丈夫だけど、今観てみると絶対マコトは言わないだろうってセリフもあったね。「ダブルヒーローのご帰還だ」とか(笑)。

磯村 言わないだろうね(笑)。

西銘 しかも劇場版を撮ってるときに、てれびくんの(応募者全員サービスで頒布された)DVDの撮影もあって。それは仲間になってる状態で、テレビシリーズよりもっと青春っぽい感じだったんですよ。マコト兄ちゃん、三重人格を同時進行で撮ってたことになる。

山本 自分でも何やってるかわからなかった……大変だったなあ(笑)。

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」

「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」

2016年8月6日全国公開

ストーリー

天空寺タケル / 仮面ライダーゴーストは、突如出現した仮面ライダーダークゴーストを追って、歴史上の英雄たちが暮らす不思議な村へとたどり着いた。100の眼魂を集めて“究極の眼魂”を生み出し、すべての人間をゴーストにしようとたくらむ仮面ライダーダークゴーストの正体は、死んだはずのアランの兄・アルゴス。そして村には、消息不明だったマコトとカノンの父、深海大悟 / 仮面ライダーゼロスペクターの姿もあり……。

スタッフ / キャスト

監督:諸田敏

原作:石森章太郎

出演:西銘駿、大沢ひかる、山本涼介、磯村勇斗、柳喬之、溝口琢矢、勧修寺玲旺、工藤美桜、悠木碧(声の出演)、竹中直人、木村了、沢村一樹ほか

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!」

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!」

2016年8月6日全国公開

ストーリー

ジュウオウジャーの5人がサーカスを観に行くと、そこに出演していたのはジューマンたちだった。しかし喜ぶセラやレオたちの前に、宇宙サーカス団の団長を名乗る宇宙人・ドミドルが出現。宇宙全体をサーカスステージに作り替えるため、邪魔な星を滅ぼそうとたくらむドミドルは、子供たちの泣き声をエネルギーに換えて攻撃を仕掛ける。ジュウオウザワールドも仲間に加わったジュウオウジャーは、この星を守るため立ち向かう。

スタッフ / キャスト

監督:柴﨑貴行

出演:中尾暢樹、柳美稀、南羽翔平、渡邉剣、立石晴香、國島直希、吉村崇(平成ノブシコブシ)、寺島進ほか

©2016劇場版「ゴースト・ジュウオウジャー」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 ©2016テレビ朝日・東映AG・東映

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西銘駿(ニシメシュン)

1998年2月20日生まれ、沖縄県出身。2014年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを受賞。2015年、演技初挑戦ながら「仮面ライダーゴースト」の主役に抜擢される。

山本涼介(ヤマモトリョウスケ)

1995年5月15日生まれ、奈良県出身。2011年、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス」にてデビュー。「好きっていいなよ。」などに出演したほか、MEN'S NON-NOの専属モデルとしても活躍中。

磯村勇斗(イソムラハヤト)

1992年9月11日生まれ、静岡県出身。主な出演作にドラマ「事件救命医2~IMATの奇跡~」や連続ドラマW「スケープゴート」など。映画では、2015年の「ガールズ・ステップ」に参加した。

中尾暢樹(ナカオマサキ)

1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2014年に俳優デビュー。俳優集団D-BOYSの最年少メンバーでもある。テレビドラマ初出演ながら「動物戦隊ジュウオウジャー」の主役に抜擢される。

南羽翔平(ナンバショウヘイ)

1991年2月2日生まれ、岡山県出身。2010年にドラマ「仮面ライダーW」で俳優デビュー。以降、「ミュージカル 忍たま乱太郎」やドラマ「天国の恋」、映画「お江戸のキャンディー」などに出演。

渡邉剣(ワタナベツルギ)

1996年7月16日生まれ、福岡県出身。2014年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト。主な出演作に、スペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」や「みんな好いとうと♪」など。

國島直希(クニシマナオキ)

1994年8月1日生まれ、岐阜県出身。2013年度ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。主な出演作に「人狼ゲーム ビーストサイド」、舞台「AZUMI 幕末編」など。


2016年8月5日更新