Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン5の配信を目前に控え、キャストとスタッフが来日。本日11月21日、「東京アドベンチャー・ツアー」と題したイベントが行われ、マイク役の
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」について
同シリーズは、1980年代アメリカの小さな町ホーキンスに突然出現した怪奇と陰謀に満ちた“裏側の世界”をきっかけに、少年少女とその家族が次々と事件に巻き込まれていくミステリーアドベンチャー。最終章となるシーズン5では、裏側の世界の秘密を握るヴェクナを“ひとまずは”退けた彼らのその後が描かれる。シーズン5のVOL 1は11月27日、VOL 2は12月26日、フィナーレは2026年1月1日にNetflixで配信スタート。
増上寺から始まった東京ツアー
「東京アドベンチャー・ツアー」は東京タワーのふもとにある増上寺からスタート。安国殿で参拝をした来日ゲストたちは青空の下で、これまでの来日の思い出を振り返った。ヴォルフハルトは「横浜で最高のラーメンを食べましたし、自分の大好きなポップカルチャーも体験できました。例えば、ゲームセンターで格闘ゲームを楽しんだり」と述懐し、「屋内でたばこが吸えるのもいいですね(笑)」と付け加え、仲間を笑わせる。
シュナップは10代前半の頃、父親と初来日した際のエピソードを披露。「当時の僕は頑固な少年で、父が『お寿司を食べに行こう』と誘ってくれても『生魚なんて食べない』と拒否しました。でも父に『絶対おいしいから』と連れて行かれ、6席ほどのこぢんまりした店で初めてトライしたんです。大将がじっと見つめてくる中、一口食べたらおいしくておいしくて。日本食の大ファンになりました!」と身振りを交えて興奮気味に振り返った。
また「今回は本当にやりたいことが盛りだくさん。時間が足りないかもしれない」と話していたマット・ダファー。「とびきりおいしいお寿司をいただきたい。ゲームセンターにも行きたいし、マイクロブタと触れ合いたい」と願望を列挙し、さらに「小島秀夫さんのスタジオをお尋ねするのも楽しみ。ジブリ美術館にも行きたいのですが、時間がなさそうですね」と高揚感をあらわにした。
昭和レトロの純喫茶で村上隆と交流
続いて一行は“サブカルチャーの聖地”中野ブロードウェイの純喫茶ジンガロへ移動し、同店をプロデュースする
村上はシーズン1から4までを“イッキ観”したと明かし、「まさに自分にドンピシャ。特にオープニングの音楽はストライクゾーンど真ん中。本当に尊敬しています」と感想を述べる。ダファー兄弟はともに「こんなにうれしいことはない」と顔をほころばせ、ロス・ダファーは「我々の幼少期のアメリカをもとにした物語が、海を越えて響いているのは感慨深いです」と喜びを伝える。さらに村上が、シーズン5の第3話までを先行視聴した感想として「物語は複雑化しているのに驚くほどわかりやすい。色彩設計が明確だからなのか、とても引き込まれる。シリーズ最高傑作になる予感がします」と絶賛すると、来日ゲストたちは拍手と歓声で盛り上がった。
アニメ的アクションやゲームの影響も
ヴォルフハルトが「最終章はアニメの実写版のような作品になっています。予告にもあるイレブンのジャンプシーンなど、アクションにアニメ的な躍動感を感じるはず」と語ると、ロス・ダファーはゲーム「SEKIRO」シリーズにも影響を受けていると制作の背景を明かす。ほかのキャストもシーズン5への手応えを口にし、マタラッツォは「4話目からが本当に……テレビシリーズ史上、これほどよく作られたものはないほどの出来栄え。すごい展開になっていきます!」と力強く語る。マクラフリンは「それぞれの戦いがあり、それぞれの旅路があります。登場人物たちがどう成長し、どのように終わりを迎えるのか、ぜひ観ていただきたい」とアピール。シュナップは「最終章に漂う特別感は、まさにノスタルジーそのもの。何年も前に起きた過去の出来事が、“今”に結び付いてくる。昔をたどる懐かしさを含め、響くところがたくさんあると思います」と語りかけた。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン5 予告編
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「ストレンジャー・シングス」キャストが東京満喫、中野ブロードウェイで村上隆と対面
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🗼来日ゲスト
フィン・ヴォルフハルト、ゲイテン・マタラッツォ、ケイレブ・マクラフリン、ノア・シュナップ、ダファー兄弟
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