映画「
ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラックコメディ「
劇中では、夫婦が豪邸の所有権をめぐってバスルームにカニを投げ入れたり、顔面にオレンジを投げつけたり、銃まで持ち出したりなど、嫌がらせの範疇を超える“命懸けの夫婦喧嘩”が繰り広げられる。テオ役のカンバーバッチは本作の撮影を「僕は逃げたかった」と回想。「コミカルな演技を求められることが多くて、ちゃんと面白いか不安でね。シリアスにコメディを演じたりもした。撮影を繰り返すと笑い声が消えるんだ。毎日のように大作映画を撮影しては帰宅するんだけど悪態をつきながら帰ったよ、じきに慣れたけど(笑)」と当時の心境を明かす。
長年の友人でもあり、妻・アイビーを演じた
予告編でも使用された、命懸けの夫婦喧嘩が勃発するきっかけとなったパーティの場面については「本当に楽しい撮影だった」と振り返る。穏やかに始まったディナーは、徐々に夫婦のブラックユーモアたっぷりの⼝論に発展し、⽂化的な誤解、感情的な地雷、そしてイギリス流の⽪⾁が交錯する場面に変貌していく。
カンバーバッチは「特にパワフルなアクションが観られるシーンだ。でも楽しいだけじゃないよ、夫婦の関係性を印象付ける場面だ」と分析。続けて本作の魅力を「愉快で悲痛で現実的。登場人物に心を寄せて一緒に楽しんでほしい」と語りつつも、「他人事じゃないからね」と念を押している。
「ローズ家~崖っぷちの夫婦~」は10月24日より全国でロードショー。「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」のトニー・マクナマラが脚本を手がけた。
映画ナタリー @eiga_natalie
命懸けの夫婦喧嘩は「他人事じゃない」
ベネディクト・カンバーバッチが「ローズ家~崖っぷちの夫婦~」を語る独占インタビュー到着
https://t.co/Zl2BxXyoPg
#ローズ家 https://t.co/6z8NCTsLSG