億万長者の趣味は人間狩り…終末的世界をシニカルに描くオーストリア映画が公開決定

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オーストリア映画「Veni Vidi Vici(原題)」が、「我来たり、我見たり、我勝利せり」の邦題で6月6日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。このたびポスタービジュアルと予告編が解禁された。

「我来たり、我見たり、我勝利せり」ポスタービジュアル

「我来たり、我見たり、我勝利せり」ポスタービジュアル

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「我来たり、我見たり、我勝利せり」場面写真

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本作の主人公は、起業家として億万長者に成り上がったアモン。趣味の“狩り”に情熱を注いでいるが、その狙撃対象は動物ではなく人間だった。“上級国民”であるアモンの前では、目撃者の証言やジャーナリズムも意味を持たず、連続狙撃事件の容疑者に名前が上がるも彼を咎める者はいない。そんな中、父の傍若無人な姿を目の当たりにしながら、上級国民としてのふるまいを身に付け始めていた娘のポーラが「狩りに行きたい」と言い出すのだった。

オリヴィア・ゴシュラーがポーラ、ローレンス・ルップがアモンを演じたほか、ウルシーナ・ラルディマルクス・シュラインツァーゾーイ・シュトラウプも出演した。監督を務めたのは、日本未公開のドキュメンタリー「Davos(原題)」を手がけたダニエル・ヘースルとユリア・ニーマン。製作として「パラダイス」3部作や「サファリ」で知られるウルリヒ・ザイドルも参加した。

YouTubeで公開された映像には、山道をサイクリングしながら雄叫びを上げるアモンの姿や、ポーラの「やっちゃった」という言葉、少女2人が驚きのあまり呆然とする様子が映し出される。アモンとポーラが何かに向けて銃を構えるシーンを捉えたビジュアルには、「上流国民の“お遊び”に法の鉄槌は下るのか──」というコピーが添えられた。

「我来たり、我見たり、我勝利せり」の配給はハークが担当する。

映画「我来たり、我見たり、我勝利せり」予告編

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©2024 Ulrich Seidl Filmproduktion GmbH

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SYO @SyoCinema

うお、見出しが強烈

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