特定非営利活動法人映画業界で働く女性を守る会(以下swfi)が、第3回「観たいのに観れなかった映画賞」を公式サイトで開催中。妊娠、子育て、介護やけが・病気などで一時仕事を休んでいる人も含め、すべての働く女性が投票可能で、2024年1月1日から12月31日までに公開された日本映画を対象に「劇場で観たかったのに観れなかった映画」が選出される。2月14日まで投票を受け付けており、3月10日に結果発表の予定だ。
「観たいのに観れなかった映画賞」はswfiが毎年開催している映画賞。映画業界で働くキャスト・スタッフの多くが感じている「映画が好きで映像業界に入ったのに、撮影や子育てが忙しく映画を観に行く時間がない」という皮肉な現状をあえて楽しめる賞にしてしまい、業界外の人にも知ってもらいたいという考えから立ち上げられた。ただ投票するだけの企画ではなく、投票時に「どういった環境であれば映画館に行けたか」という質問に答えてもらい、それを可視化することに取り組んでいる。
2年開催してきた中で「映画館と距離ができているのは映画業界の女性だけではない」という声が上がり、「投票数がもっと多くなれば、興行側にも説得力のあるデータを提示でき、興行収益の向上や現場の労働環境改善が早く進むのでは」という思いのもと、今回から業種にかかわらず「すべての働く女性」が投票できる映画賞として開催することとなった。swfiは働く女性が観たい映画を何本でも映画館で観られるような労働環境へと変わる未来を目指し「観たいのに観れなかった映画賞」がなくなることを目標としている。
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ジョンダオG @G20955873
とても良いと思う。
(以下、本文より)
「映画が好きで映像業界に入ったのに、撮影や子育てが忙しく映画を観に行く時間がない」という皮肉な現状をあえて楽しめる賞にしてしまい、業界外の人にも知ってもらいたいという考えから立ち上げられた。… https://t.co/xcvE7PsBYq https://t.co/BAr6L3MegE