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テレビアニメシリーズ「モノノ怪」の劇場版となる本作は、男子禁制の“女の園”であり、重要な官僚機構でもある大奥で展開される物語。神谷が主人公の薬売り、黒沢が大奥に足を踏み入れる新人女中のアサ、花澤が先輩女中・北川に声を当て、梶がお目付役として幕府より大奥に派遣された侍・三郎丸、福山が三郎丸の同僚である侍・平基を演じた。
劇中では第2章の製作が明かされており、神谷は「言っていいですか? 明日収録なんです(笑)。そんなスケジュールある? 下手すると今日、舞台挨拶のあとにやる可能性もあったんです」と吐露。さらにアクションシーンが多いことに触れ、「アクションに声を入れるのは好きですね。でも薬売りはめちゃくちゃ強くて、あまり入れすぎてしまうと弱く見えてしまう。『フッ』とか『ハッ』とか入れたがるタイプですが、封印して絵の魅力にお任せしました」と振り返った。
黒沢は叫ぶシーンについて「カメが感情的な部分をたくさん担ってくれた。それに対してアサはどうしようかなと、いっぱいがんばりました」「写実的で肉感的な描写もあればファンタジックなところも。そのあたりのさじ加減は監督の顔色をうかがいつつ、楽しくやらせていただきました」と回想する。そして花澤は秘密が多いキャラを演じたことに「やっと話せます」と言いつつ「ともよちゃんと一緒にアフレコして。親しくさせていただいてウキウキでしたが、あまりアサちゃんと会話しているようにならないようにしたいな、と。不気味さを意識しました」と語った。
テレビシリーズから「モノノ怪」が好きだと明かす梶は「視覚的にも耳から入ってくるものも、まさに世界観が詰め込まれているように感じます。カット割が独特な部分も好きで、そこに入れていくような形でセリフも作られていますよね」と言及。「ムードメーカーと言っても過言ではないでしょう!」と演じたキャラを分析する福山は、梶と収録に臨んだと話し「大事なことや真剣なことはだいたい梶くんが言ってくれる。なので僕は収録を楽しみつつ監督たちのディレクションや、梶くんが真剣にやっているのを見ていたり、ヘラヘラしてましたね(笑)」と打ち明ける。そんな2人に中村は「ずっと仕事したい」という思いを抱えていたそうで「2人が来たときに『待ってました!』とラブコールを送りました」と述べると、梶は「いや、一緒にやりたかったのは僕らのほうですよ!」と返した。
本作を鑑賞したアイナは「物語としては非現実的なのに、目の前で起こっているように物語が進む。それが声優さんのパワーなのかなって。声色に命が宿っていて、まばたきが惜しかった」と称賛。そして中村から「エンディングが好きで何度も観ています。MVも再生しています」とアピールされると、アイナは「さっき挨拶したときに『再生回数は俺に任せて』って言ってくださったのが頼もしいなと」と話した。
イベントでは中村が各キャストの演技について質問される一幕も。花澤については「北川さんは1回話し始めるとセリフが長い。ずっと聞いていてまったく飽きないし、いろんな感情が何回も入れ替わって説得力を感じました」と称賛。黒沢の演技については、「『モノノ怪』に出演している声優さんのクオリティになってくると、録り直したら同じものを録れないんじゃないかっていう感覚があるんです。前後含めて全部なくなってしまうんじゃないかと。黒沢さんは前から後ろのほうまで見通していて『ヤバい人だ』と思いました」と語る。それを聞いた黒沢は「モノノ怪になれますかね」と喜び、花澤は「爆ぜそうです」と胸がいっぱいの様子を見せていた。
「劇場版モノノ怪 唐傘」は全国で公開中。
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【『劇場版モノノ怪 唐傘』公開記念舞台挨拶】花澤香菜、感情が入れ替わる演技を褒められ「爆ぜそうです」 https://t.co/MrmIYOaChH
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