ドラマ「岸辺露伴は動かない」のシリーズ最新作「密漁海岸」の出演者会見が本日4月22日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
露伴役の高橋は「お芝居をやってて楽しいなと思えましたし、(スタッフからも)エネルギーが強く伝わってくる現場でした。早く多くの方に観ていただきたいなと思っています」と挨拶。京香を演じた飯豊は「このチームだったらもうなんでもできるんじゃないかと確信していて。また新作を皆さんに届けられるのがうれしいし、どんな反応があるのか気になります」とコメントする。
今回扱われた「密漁海岸」のエピソードは、ドラマシリーズの開始時より原作ファンから映像化のリクエストがあったという。土橋は「映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』でスタッフ一同手応えを感じまして、今回は原作の中でも1、2位を争う人気エピソードに取り組ませていただきました」と伝え、渡辺は「5年目にしてようやく手が届きました。高橋さんには今までで一番体を張っていただいていますし、これまでに蓄積した安定感と新しいチャレンジがこの60分に凝縮されていると思います」と自信を見せた。
高橋は、水中シーンの撮影での苦労を述懐し「肺が浮袋だということを実感しました。息を吐ききった状態じゃないと体って沈まないんです。だけどその状態では、カットがかかったあと地上に上がっていけない。完成した本編を何度か観ているんですけど、(大変さが)『あんまり伝わってないな』って思っています(笑)」とさらりと口にする。続けて「映像としては臨場感のある芸術的なカットになっているんじゃないかなと。CGをほとんど使っていないのも見どころです」とアピールした。数日間に分けて撮影した水中シーンの最終日を見学した飯豊は「露伴先生は5mぐらい潜られていましたよね。身体能力の高さやチームワークを目の当たりにして、改めていいチームで長く撮影させていただいているんだなと思いました」と話す。印象的な場面について話題が及ぶと、彼女は「レストランでの涙のシーンは、特殊メイクで撮影しました」と裏話を披露した。
会見には、トニオ役のAlfredo Chiarenzaも登場。彼は「トニオはマンガの中でも人気のキャラクターなのでプレッシャーを感じました」とはにかみつつ、「皆さんが気に入ってくれたらうれしいです」と述べる。高橋は「アルフレッドはすごく実直で真面目に役に取り組んでいて、現場で会った瞬間『トニオだ』と思いました。日本語も完全にこなしてくださっていたので、安心してお芝居できました」、飯豊は「セリフの量も多いのにリハーサルのときから完璧で、撮影もスムーズに進められるようにかなりの努力をされていたように感じていました。衣装もすごくピッタリで、原作のままだなと思いました」とそれぞれ印象を語った。
「岸辺露伴は動かない」の第9話「密漁海岸」はNHK総合で5月10日22時、BSプレミアム4Kで5月5日13時よりオンエア。あわせてドラマ第3期の第7話「ホットサマー・マーサ」と第8話「ジャンケン小僧」がNHK総合で5月5日16時10分より再放送されるほか、2023年公開の映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」がNHK総合で5月6日15時55分、BSプレミアム4Kで4月27日19時よりテレビ初放送される。
関連記事
高橋一生の映画作品
関連商品
みしマン @mishimangn
> 「映像としては臨場感のある芸術的なカットになっているんじゃないかなと。CGをほとんど使っていないのも見どころです」
水中の場面もガチで水中撮影してるらしい。グレートだぜ https://t.co/wmupv5Iza2