映画「
真保裕一の小説を実写化した本作は、国会議員である宇田清治郎の孫娘・柚葉が誘拐されたことから始まるサスペンス。犯人からの要求は身代金ではなく「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という脅迫だった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司は、家族の命を救うために悪に挑むことになる。晄司を中島、清治郎の長女・麻由美の夫である緒形恒之を浅利、柚葉を佐藤が演じた。
イベントにはまず、中島と浅利が登壇。中島は会場を見渡し「この映画を観終わった皆さまの顔が晴れやかなので、安心しています。“自白しきった”顔でうれしいです」とほほえむ。中島が「(現場に)浅利さんがいると笑顔になれる」と伝えると、浅利は「ゆるいからでしょ! マスオさん感あるから」と返答し笑いを誘った。浅利は「河川敷のシーンがめちゃくちゃ暑かった。ただ、すごく遠くにいても中島健人がどこにいるかわかります。いい匂いがします」と述懐する。
“親子の絆”が事件解決の鍵となる本作にちなみ、親子限定で行われた本試写会。イベントでは観客から投稿された“親子の自白”を中島と浅利が読み上げた。「昔、ママの服の上にスライムを落として、乾いて離れなくなってしまったので、いまだにその服を隠している」という投稿が紹介されると、浅利は「僕も娘がいるのでわかるのですが、スライムはマジで取れない。シャンプーとかでこすると落ちるかな……」とアドバイス。子供の頃に親に言えなかったことを尋ねられた中島は「僕は好きな人がいることは隠していましたね。母が会いたがるから(笑)。母にとって息子は最愛ですから、ある種ジェラシーの対象だったんでしょうね」と持論を展開した。
さらに、「大学に通わせてもらってとても感謝しています。今年の冬に父が50歳、僕は20歳になるので一緒にお酒を飲んで感謝の思いを伝えたいです」という投稿が読み上げられる。浅利が「お父さんとお酒飲むことある?」と質問すると、中島は「あります。うちの父は僕に出すカクテルに名前をつけていました。20歳になったときに、『これをお前に。“トゥエンティ ケンティー シャイニングスター”って言われて」とエピソードを披露。浅利が「お父さんも“こんな感じ”なの?」と驚くと、中島は「その瞬間に『だから俺こうなんだ……』と思いました。顔は母ですけど、性格は親父に似てます」と口にした。
続いて佐藤が登場。2人に花束を贈呈した。中島は「幸せですね。ありがとう、恋和。こんな大きい花束、渡すのは初めて?」と尋ね、佐藤がうなずくと「うれしいよ、ありがとう」と目を細める。親子役で共演した浅利について、現場で“お父さん”と呼んでいたという佐藤。浅利は「役の関係性を気を使ってくれて……ありがとう。1年経つとこんなに大きくなるんだとびっくりしています。運動会も終わったね」と話しかける。
佐藤が「今日は中島さんにデレデレしないようにがんばります!」と話すと、中島は「好き!!」と叫び「いいんだよ?」とうれしそうに返した。中島は「(佐藤は)小さいのに、僕にステッカー入りのお菓子をプレゼントしてくれた。周りの人に気配りをしてくれる姿が、若きプリンセスでした。かわいいね」と称賛。中島に耳打ちされ、佐藤が「浅利パパ大好き!」と述べると、浅利は「後ろに中島健人がいたとしてもうれしい!」と喜ぶ。最後に中島は「この映画が、皆さんの今日、明日を変えてくれると思います。この映画が面白いということを、“自白”していただきたいです」と呼びかけイベントを締めた。
水田伸生が監督を務める「おまえの罪を自白しろ」は10月20日に全国で公開。
tomomi @tomomi30
ケンティーがお父様エピソード話すの、珍しい気がします🫰💙 https://t.co/i4dVxAxS76