岡田結実が主演作「26時13分」魅力をアピール、ハワイ国際映画祭の招待作品に

「26時13分」の公開記念舞台挨拶が本日5月27日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、キャストの岡田結実、木村祐一、野村真美、濱田英里、関口まなと、平川裕成、高梨瑞樹、鳥羽潤、高橋里帆、ドローン撮影を担った市川範之、監督の山口通平、製作総指揮の瀬古口精良、エグゼクティブプロデューサーの友田ゆうきが登壇した。

本作は佐賀県小城市で撮影されたファンタジー。濃い霧の中、とある場所に深夜高速バスの運転手と乗客が集まる。さまざまな理由で和歌山に向かっていた8人だが、そこはすべての時計が26時13分で止まっていて、彼女らは事故で生死をさまよっていたのだった。

本作を製作したきっかけについて瀬古口は「平松（豊司）さんが原案と脚本を作られまして、舞台でやっていたんですけど、その舞台が高評価を得まして『ぜひ映画化を』ということで、映画化させていただきました」と説明。山口は「生きるということをテーマに作らせていただきました。(初監督は)楽しかったですね」と振り返る。友田は「この映画が今年10月に開催されるハワイ国際映画祭に招待作品として選ばれました」と発表し、会場からは拍手が起こった。

共演シーンがないため初対面だったという岡田と野村。岡田は「すごくおきれいで背筋が伸びる思いです。劇中では拝見させていただいていたんですけ ど、お会いできてめちゃくちゃうれしいです」と声を弾ませる。野村は「昨日、（本作を）拝見させていただいたんですけど、岡田さんが心を込めて、魂を込めて演じられていてすごいなと思いました」と伝えた。木村は岡田に関して「環境もあるでしょうけど、本人の努力でしょうね」と絶賛し、「今回は難しい役だったと思います」と述べる。

最後に岡田は「周りのすてきな役者のみなさまと、“生きるってどういうことなんだろう”という、普通に生きていたら考えることが難しいテーマを持って、すてきな作品を作ることができて幸せです。ぜひいろんな方に劇場に足を運んでいただけたらうれしいです」と呼びかけ、イベントを締めた。

「26時13分」は全国で公開中。