テレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」と動画配信プラットフォーム・TELASAの共同ドラマ「お前によろしく」が3月30日22時に配信スタート。お笑い芸人の
本作は仲良しだったはずの口の悪いホステスたちを描くサスペンス。物語は、今では女優として成功を収めた香台まりこが店に遊びに来たことから始まる。懐かしい再会も束の間、別れた直後にまりこが急死。誰がまりこを殺したのかという疑念を糸口に、4人の女たちの奥底に潜んでいた嫉妬や狂気を描き出す。
2021年7月にテレビ朝日の番組「まんが未知」でマンガ原作を手がけていたヒコロヒー。これに目を留めた制作陣が、ドラマ脚本の執筆をオファーした。ヒコロヒーは「もともと脚本を書くことは好きなんですけど、今まではコントも舞台用の脚本が多かったので、『いつか映像の脚本を勉強させてもらえる機会があればいいなぁ』と思ってたんです。そんなこともあって今回は挑戦させていただきました」と引き受けた理由を明かす。ここ数年考えていた「最近、口の悪い女って見てないなぁ。ちょっと見てみたいなぁ」という思いを取っ掛かりに、脚本を執筆したという。
ヒコロヒーのほか
ヒコロヒー コメント
ドラマの脚本を書くことが決まって
「そんなこともやらせてもらえるん」って、すごくうれしかったです。もともと脚本を書くことは好きなんですけど、今まではコントも舞台用の脚本が多かったので、「いつか映像の脚本を勉強させてもらえる機会があればいいなぁ」と思ってたんです。そんなこともあって今回は挑戦させていただきました。
作品の着想
「最近、口の悪い女って見てないなぁ。ちょっと見てみたいなぁ」と、この1~2年ずっと思ってたんですよ。それが今回の脚本を書く上で、一番大きな取っ掛かりでしたね。そこから物語を考えていくうち、結果的にサスペンスになったんです。
脚本自体は2カ月くらいで全部書き終えました。書きながら、自分がスナックで働いていた頃の思い出がよみがえってきましたね。当時、待機中とかにホステスのお姉さんたちと一緒に、客の悪口を言ったりしてたんですけど、「そういえば、あんなんも楽しかったなぁ」って。
ネタを書くときとの違いや苦労
映像と舞台の脚本の違いは感じました。最初、ヨーロッパ企画の皆さんが「何も気にせず書いてください」と言ってくださったので、自分が思うままにバーッと書いて送ったんですよ。でも、やっぱり舞台での手癖が出ちゃうんですね。例えば、舞台だと設定上あるはずのものが、実際には置いてなかったりするので、それとなくセリフで触れたりするんです。でも、映像だと映しちゃうだけでいい。そういう方法論をヨーロッパ企画の皆さんが1個1個丁寧に教えてくださって、勉強になりました。だから、苦労はなかったですね。全部楽しかったです。
本編と配信オリジナルエピソードの見どころ
本編はちょっとずつ違和感が積み重なっていく一方で、もしかしたら共感してもらえるかもしれないお話。「なんか腹立つけど、見たいなぁ」というドラマになってると思います。配信オリジナルエピソードは見た後に「もう一回本編を見てみよう」と思ってもらえるようなエピソードにしたつもりではあります。オリジナルエピソードも全部まとめて見ていただければ、より深く作品を楽しんでいただけると思います。
地上波ドラマの脚本依頼がきたら
私自身ももう少し、いろんな脚本の勉強をさせていただいて、ご迷惑をお掛けしないようになった時に、地上波のドラマも書かせていただける機会があればな、とは思います。ただ、今はまだコツコツと勉強させていただくのがいいのかな、と。
演出をやりたいき気持ちは?
映像作品も撮ってみたいな、というのはずっと思ってました。ただ、今はまだ素地が全然ない。10年後、40歳くらいになって“脚本の作り方も現場の感じもだいたい分かります”というレベルになったら、挑戦してみたいですね。実現に向けて、これからも頑張りたいと思います。
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