トム・クルーズより先に!全編宇宙撮影のロシア映画、主演女優と監督が10月に出発

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宇宙で撮影を行うロシア映画の計画が本格的に始動。ユリア・ペレシルドが主演、クリム・シペンコが監督に選出されたと、IndieWireなどが報じた。

左からユリア・ペレシルド、クリム・シペンコ。

左からユリア・ペレシルド、クリム・シペンコ。

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ロシアの宇宙開発に関する国営企業ロスコスモスは、2人が10月5日に宇宙へ出発することを明らかにした。「Challenge(英題)」という仮題で製作中のこの映画では、宇宙飛行士の緊急手術を行う女性外科医の物語が描かれる。

ほかの19人の候補を押さえ主演を勝ち取ったペレシルドは「パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け」などに出演してきた36歳。Sky Newsの報道によると、出演者には「体重が50kgから70kgであること、胸囲が112cm以下であること、1kmを3分半以内で走れること、800m自由形を20分で泳げること、3mの飛び板からきれいに飛び込む技術を持っていること」などの条件が求められたという。そしてシペンコは、過去に宇宙が舞台の「サリュート7」を手がけた37歳。ロスコスモスによるとペレシルドとシペンコは、医学面およびクリエイティブ面での選考を通過し、6月1日までに飛行機での無重力体験やパラシュートを用いた特別訓練に入るという。

ロシアはこの計画を、2020年12月下旬に発表。なお同年5月には、トム・クルーズが約2億ドル掛けて宇宙で映画撮影を行う計画を明らかにしている。クルーズはNASAやスペースX社と提携し、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマンを監督に起用。現在脚本開発中で、大規模なアクションシーンを国際宇宙ステーションで撮影する予定だ。それに対しロシアの「Challenge」は、長編映画として初めて全編が宇宙空間で撮影されることとなる。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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器用ビンボーZin @azatousu

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