当たれば褒められ、外せば殴られ…“違法宝くじ”めぐるベトナム映画「走れロム」予告

ベトナム映画「走れロム」の予告編がYouTubeで公開された。

ベトナムにおいて社会問題になっているという“違法宝くじ”をテーマにした本作。ハイリスク・ハイリターンの違法くじの予想を立て、賭け屋との橋渡しを行う“走り屋”を生業とする孤児ロムが、一攫千金の賭けに出るさまが描かれる。監督は本作で長編デビューを果たしたチャン・タン・フイ。本作の前日譚である短編「16:30」に続き、フイの実弟であるチャン・アン・コアが主演を務めた。

映像では少年たちが狭い路地や大通りを駆け抜けていくさまや、数字の書かれた紙が刷られていく様子を観ることができる。「当たれば褒められ 外せば殴られる」というセリフも収録された。

また、このたび新型コロナウイルス感染拡大に伴って封切日が変更に。7月9日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開されることになった。なお本作は第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門で最優秀作品賞を受賞。プロデューサーとして「青いパパイヤの香り」のトラン・アン・ユンが参加している。

5月14日には、主要上映劇場で数量限定の前売り券を発売。作品にちなみ、チケット1枚につき本物の宝くじ1枚とオリジナルポストカードが付いてくる。付属するのは第2504回東京都宝くじで、当選発表日は6月4日だ。詳細は公式サイトで確認しよう。