イラストレーターのloundraw(ラウンドロー)が手がけた短編アニメーション映画「
loundrawはイラストレーターとして10代で商業デビュー後、小説「君の膵臓をたべたい」「君は月夜に光り輝く」などの装画で注目を浴びた。さらに監督・脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影のすべてを自身で担当した卒業制作オリジナルアニメーション「夢が覚めるまで」が話題になり、2019年1月にアニメーションスタジオ・FLAT STUDIOを設立。新たな挑戦として短編アニメ映画の制作を掲げていた。
loundrawは「期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。映画『サマーゴースト』は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です」とコメント。ティザービジュアルには、紺碧の空とその彼方で夕日に照り輝く雲、それぞれ異なる先を見つめる少年・友也と涼、少女・あおいの姿が描かれた。「サマーゴースト」の詳細は今後徐々に明かされる。
さらに「サマーゴースト」とZ会のコラボレーションが決定。「サマーゴースト」の世界に存在するもう1つの物語として、監督・演出・キャラクターデザイン・作画監督・美術監督・撮影監督・編集をloundrawが担い、コンセプトムービー「一番近くて遠い星」を制作した。志望校合格を目指す天文部の高校生・香織を主人公とした物語だ。同作はYouTubeで公開されており、今後テレビコマーシャルも放送予定。Z会がアニメーション作品とコラボするのは、2014年に新海誠が手がけた「クロスロード」以来となる。
※動画は現在非公開です。
loundraw コメント
映画のタイトルが公開されました。
「サマーゴースト」
ひと夏の、ある不思議な日々を過ごした少年少女のお話です。
2018年9月29日。僕は「Summer Ghost」という絵を投稿しました。
思っていたほど器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。
期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。
そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。
映画「サマーゴースト」は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。
ここで生きているということ。作品を通して、それをもう一度確かめてみたいと思いました。
正論で語れるほど、僕たちは簡単ではないから。綺麗事でない弱さや身勝手さ、そこまで含めて、生きるということだ。
そんな気持ちを、ちゃんと形にして残すべきだと思ったのです。
皆さんの心のどこかに、そっと残り続ける。「サマーゴースト」がそんな作品になるよう願いながら、ずっと制作をしています。
楽しみにしていてください。
よろしくお願いいたします。
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イラストレーター・loundrawの監督作「サマーゴースト」公開、Z会コラボ作も完成(動画あり / コメントあり)
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