「バウハウス100年映画祭」が8月8日から28日にかけて東京・東京都写真美術館ホールで開催される。
第1次世界大戦後のドイツで芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校・バウハウス。近代建築の巨匠ヴァルター・グロピウスが創設し、3代目校長はミース・ファン・デル・ローエが務めた。モダニズムのパイオニアとして独自の教育システムを作り上げ、建築、デザイン、写真など広範な分野で革新をもたらすも、ナチスの迫害を受けわずか14年で活動の幕を下ろしいている。
バウハウスに関連した作品を上映する本映画祭。今回は7作品が5プラグラムの構成でスクリーンにかけられる。ラインナップにはバウハウスのマイスターであるラースロー・モホイ=ナジにスポットを当てた「ニュー・バウハウス」が初登場。そのほか当時の学生たちの証言や貴重な記録を収めた「バウハウス 原形と神話」、現代に生きるバウハウスの精神を映し出す「バウハウス・スピリット」、男性優位のバウハウスで成果を残したにもかかわらず影の存在となった女性たちに迫る「バウハウスの女性たち」に加え、「ミース・オン・シーン」、「ファグス─グロピウスと近代建築の胎動」「マックス・ビル─絶対的な視点」が昨年に引き続き上映される。
なお7月17日より東京・東京ステーションギャラリーで巡回展「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」が開催される予定だ。
バウハウス100年映画祭
2020年8月8日(土)~28日(金) 東京都 東京都写真美術館ホール
<上映作品>
プログラムA「バウハウス 原形と神話」
プログラムB「バウハウス・スピリット」「バウハウスの女性たち」
プログラムC「ミース・オン・シーン」「ファグス─グロピウスと近代建築の胎動」
プログラムD「マックス・ビル─絶対的な視点」
プログラムE「ニュー・バウハウス」
リンク
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「バウハウス100年映画祭」8月に開催、初登場の「ニュー・バウハウス」など7本(写真25枚) https://t.co/euhvsptvLO